何時もの、林道すれすれの露頭を叩いていると
林道の管理者らしきクルマが通りかかった。
運転者は「化石かい?あんまり崖崩すんじゃないよ」と。
次いで助手席のおっさんが、「この前も云々」と
いきなりハイテンションで怒り出す。
私は「ちゃんと片付けて帰りますんで」と愛想笑い。
しかし助手席のおっさん・・何だか知らんが、まだ息巻いている。
こっちは??だが、ウザイ・・

運転者もそう思ったのか、そそくさとクルマを発進させた(笑)
ここは崩落が比較的多い崖だし、採集者が落とすズリも溜まる。
去年辺りは何回か、そのズリを管理側がきれいに浚っている。
採集する側も色々と考慮しながらやらんとイカンよね。
さて、当たりも少ないので範囲を広げていくと
ボロボロに風化した部分から
ニューケニセラスの特徴を持つ破片が出てきた。
それからアンモが出始め、特筆すべきものこそ無いが
そこそこに採集出来た。
日が翳り始め、もう帰ろうかと思った時
今まで掘っていた所の続きが少し残っていた。
残しておくか、これを最後にするか少し考えたが
すぐに外せそうなのでビックの先を叩き込んで捻った。
すると上の画像の右側の部分がこぼれ落ち、私は目が点になった(笑)
でかいペリスフィンクテスだ!しかも続きがある!
時間を忘れ、今までに無いくらい慎重に石を取り出した。
持ち帰ったアンモをクリーニングしていくと
どんどん大きなものになっていった。
組み立ててみると最終的に長径20cm、短径でも13cmと
夜這路では破格の大きさになった。
巨大アンモとまでは言えないが、あまり巨大過ぎても始末に悪い(笑)
これなら手頃な?大きさかも。とりあえずは「お宝」ゲット!!だ。