型を取ると結構良いなあ・・(同一個体の頭部と尾部)
ペルムの切り岸は昼なお暗い。
冬場となっては尚更で、時間との戦いになる。
本日叩いたのは2時間ほど・・
もっと早起きして行けよ!って感じ〜!(爆)
今日はケイロピゲの完全体良品をゲットして
ペルムの切り岸にはケリを着けたかったが
小さなフーディセラスが出ただけで
三葉虫は欠片も出ないまま終わろうとしていた。
しかし最後の一掘りで取り出した石の中に、それはあった。
アンプリグラベラ・・しかも、のび太君と丸まっ太君(笑)が
隣り合っているというシロモノである。
更に言えば、掌大の石の中に三体もの
完全体、または完全体に近いものが入っていたのである。
だが哀しいことに、どれもがまともな標本にはならなかった(T.T)
丸まっ太君は雌型が、かろうじて頭・尾部ともに残ったものの
雄型は頭鞍とその両側に付く複眼だけになった。
のび太君は尾部の後半が丸まっ太君に掛かって欠損、
中軸は全て雌型に残ってしまった。
残る1個は、この2体から数cm離れた場所にあり
尾部は周縁の後端が少し欠けたものの
ほぼ完全に残り、その下に胸節があるのを確認出来る。
しかし頭部は離れてしまっていて雌型だけが残った。
まあ、あの平べったい体が折り畳まれて、分離も悪いときては
完全な状態で取り出すのは不可能に近いだろう。
貴重な頭部が残っただけでも良しとしなければならないかな。
結局、ケイロピゲはゼロ。
登りがしんどいので(笑)あんまり行きたくはない産地だが
やはりまた行かざるを得ないよなあ・・・