これは走行中、タイヤ脱落と云う不測の事態からの
生還のドキュメントである!
大船渡に採集に行こうという途中のことだ。
県境付近でジム君の足回りにフワフワするような違和感を感じた。
パンクか?と思い、パーキングを探していた矢先、
いきなりの振動!そして車体が左に大きく傾いた。
左前輪のバースト!?
しかし、
ぬぁぅんと!慌てる私の目に飛び込んできたのは
外れて転がっていくジム君のタイヤだった( ̄□ ̄;)!!
前輪のバーストでもコントロールを失い、大事故になりかねないが
幸いにしてジム君は路肩に寄せて止めることが出来た。
だが大事には違いない。膨大な修理費か、或いは廃車・・?
とりあえずタイヤを拾ってきて状況を見ると
大破・・・ではない・・
ディスクは土が付着しているが傷は外周だけのようだ。
この時点では、私はボルトが全部折れ、
自走することは不可能と思っていた。
携帯で保険屋にレッカー依頼し、
次いでスズキディーラーに修理依頼を済ます。
その後、落ちているはずのナットを捜しに行く。
ナットは1個だけだが、すぐ見つかった。
だが、ナットには折れてそこに残ってるはずのボルトは無かった。
へっ?緩んで外れたの???
・・・あり得ないと思った。
確かに交換は数日前に自分の手で行った。
毎回の、手馴れた作業であり手落ちがあったとは思えなかった( ̄△ ̄)
一方、ジム君には15インチのホイルを着けていた頃、
時々あるスピ−ドの時、車体が恐ろしいほど
大きく振動する現象が起きていた。
ホイルバランスが取れていないと云うだけでは説明出来ない。
16インチのにホイルに換えてからは
微妙な振動はあるものの大きくガタつくことはなくなり
スタッドレスでは振動が起きたことは無かった。
今回、フワフワするような違和感・・の前にこの振動が起きた。
スタッドレスなのにかよ〜と思っていたらコレだ(-_-;)
ボルトが折れたと思ったのは、このガタつきによる
ボルトへの過剰な負荷があったのでは?と考えたからである。
改めてブレーキを見ると、ボルトが折れたと思ったのは
やはり勘違いで、タイヤさえ着ければ自走出来そうだ。
しかしディスクは歩道に乗り上げていて
タイヤを着けられるほど浮かせるのは危険だった。
程なく保険屋から提携業者の手配が着いたと連絡があったので
とりあえずは待つことにした。
その間に、野次馬のおっちゃんが一人。
話をしているとユニックのおっちゃんが停車。
ジム君の状況を見て、吊ってあげようかと停まってくれたのだ。
ありがたかったが、業者が来るので・・と固辞。
もうちっと早ければ・・・
そして間もなくやって来た業者の車・・ユニックが付いてない!
ユニックのおっちゃんの申し出を断ったことを後悔!┗(-_-;)┛
業者のおっちゃんに、タイヤを着ければ自走可能かも?と告げると
「やってみよう」と持ち出してきたのは小さなジャッキ。
案の定、フレームに掛けて目一杯上げてもタイヤは入らず・・
すると今度はコンクリートブロックを探し出してきて
もう一つのジャッキを正位置に掛け、ジム君を持ち上げた。
タイヤをボルトに嵌め、拾ってきたナット1個で留める。
あとは残る3本のタイヤから1個づつナットを外して流用すればいい。
こうしてジム君は自走可能になった。
戻る道中、やったことがないほど
大人しい運転になったことは言うまでも無い(笑)
そのままディーラーに入り、ブレーキを点検して貰う。
ディスクはやはり外周だけの傷なので研磨は要らず、安堵。
カバーが潰れてディスクに若干接触しているため
異音がしていたが、プライヤで曲げて貰って改善した。
懸念だったリアブレーキシューの交換を予約して
ジム君も私も生還となった(^。^;)ホッ!
思えば自分でタイヤ交換した時、件のタイヤが
曲がって入ったような気がして、目視で確かめていた。
あの時、もう1度よく確認すればこんな事態にはならなかっただろう。
1歩間違えば本当に大事故だった!
悪運が強かったとしか言いようがない。猛省!!である。
皆さんも・・こんなことは無いだろうけど(笑)気をつけてね〜ヾ(^o^)
それとMyジム君に乗る破目になったら覚悟も必要かも?(爆)