アカントピゲ尾部
フリックさんとの巡検第1夜
今年の初採集は2/4、Ryohei君&地ゼミの諸君に連れて行って貰った「石炭の鬼」。
次いで2/12にはRyohei君と「トリアスの山」に。
鬼では惨敗、山では辛うじて幾つかアンモを得ることは出来たが
今の目では小さいもの・コントラストが弱いものは
絶望的に見えないってことを再認識することとなった。
で、ネガティブなことばかり書きたくなくて
このブログも更新をサボってたのだがm(_"_)m
小さな奇跡が起きたので(笑)採集日記、更新である(≧▽≦)ゞ
フリックさんとの3連戦初日、レジェンドT君が発見した
デボン紀の新産地の確認に行った。
オカノイやノナカイとは異なると思われるファコが出る場所だ。
T君露頭の近くまで来たはずだが堀跡は見つからず、
ザックを置いた場所に戻るとフリックさんが、その近くを掘っていた。
まだ三葉虫は出てないが、大き目の腕足類は出て来ると言う。
そこで私は、その延長線上を探して尾根下を掘り始めた。
先ず出たのはファコの目玉。
腕足?と思ったが何度も角度を変えてルーペで観察し、ようやく複眼を確認した。
帰宅して改めて見ると割と保存も良く、頭全体が残っていそうだ。
次いで小さなファコの左側葉と中軸が半分隠れたものをゲット。
珍しいこともあるもんだ(笑)と掘り進んでいくと、おかしなものが出てきた。
フリックさんに見せると「あぁっ」と声を上げた!(@_@)
なんと!超レアものゲット〜!・・
ケッテネラスピスの頭鞍だった。
それもデボンの森から出たものとは別種で、頭鞍後端に
横に3つ並んだ角?か棘の跡と、ネックリングの下に3本の棘が出てるのが確認出来る。
けっこうファンキーな奴のようである(笑)
現地で確認出来てなかったがケッテネに特徴的な頭の先端の
ギザギザも残されていた。
私はこういう未発見の三葉虫を求めて活動してきたが
右目が再び壊れてからはレア種どころか普通種も満足に見つけられずにいた。
もう2度と、どってんこいた(笑)発見は出来ないと思っていたが
今回の発見は一つの光明となるのだろうか?
来年、免許を更新出来なきゃ引退は必至だけどね┗(-_-;)┛
興奮も冷めやらぬうちに(笑)次はアカントピゲの保存の良い尻尾が出てきた。
中軸上方と右の棘、2本が雌型に食われちゃっているのが残念だが・・
一昨年暮れにT君と訪れた時は良い産地として展開していくのか疑問もあったが
ケッテネ・アカントの新産地として重要な産地となったと言えるだろう。
帰り際にようやく気が付いたが、私が掘ったポイントはT君のポイントの直上だった。
レジェンドT君、そしてフリックさんの目に狂いは無かったってことだね(☆o☆)