帰りに見つけた、露頭に張り付いていた大きなアンモの雌型。
反対側は誰かが持って行ったものか?
置いてこようと思って写真を撮ったのだが
簡単に外れそうだったので持ってきちゃった(笑)
ゲラトリゴニアを欲しいという方がいて
再訪を延び延びにしていた南三陸町に向けて
重い(本当に重いんだ)腰を上げた。
「南三陸の韮」に行くのは実は初めてである。
「ジュラの浦」から海岸伝いに抜けられるが
そこまで歩いたことはなかった。
結論から言うと、ゲラトリゴニアは見つからなかった。
バウコニアと思われるものばかりで、それも保存良好なものは極僅かだ。
そこら中トリゴニアの密集層なのに適度な風化をした石は少なく
これでさえ、やや満足するものを得るのに難儀した。
ゲラトリゴニア・・細浦層の方から出るのかな?
一応細浦層の、昔見つけたアンモ層を探そうと思ったが
細浦層に入ってからの海岸線は今の私では無理(笑)と判断。
3時を回っていることもあり、諦めかけるものの
とりあえずジムニーで反対側へ回ってみることにした。
防波堤の入り口の様子は変わっていたが
昔、気仙沼高校地学部で合宿したであろう場所は健在。
実にン十年ぶりの再訪だ。
防波堤の末端から海岸に降りて岩場を歩き始める。
しばらく歩くと先程達することが出来なかった小島が見えてきた。
ここまでは来なかったよな・・と少し戻る。
それにしても何故あの時アンモの層を見つけることが出来たのかな?と
簡単に見つかるわけないよな・・と思いつつ
何気なく露頭を一撃するとポロリと長径7cmのホソウレイテスが!
岩盤に残ったのは雌型だけ。慌てて反対側を探すと・・
バラバラになっているがな!
玉石を掻き分けて、ようやくほぼ全部のパーツを集めると
こんなん↓なった。びっくりした(笑)

この周りを叩くと更にトメトセラス2個が出てきた。
よく探すとトメトセラスの抜け跡も幾つか散在している。
昔見つけたのは、ここだったのだろうか?
それにしては岩が堅い・・
その場でトリミング出来ず大きなまま持ち帰ることにする。
風化して美味しい所は無くなってしまったということかな?
さて、上手くトリミング出来るだろうか・・