ウルリッヒ・フリックさんとの巡検最終夜
久しぶりに雪が積もる沢を歩く。
少々体調を崩し、弱っていた私は何時もの倍の時間を掛けて
瀕死の呈で産地に辿り着く(*´Д`)=з
溝は更に掘り込まれていて驚いたが
ひと月前に芯座さんが来られている筈なのを思い出し安堵する。
フリックさんは杉の左、私は右で採集を始めるが
やはり私が貸した道具では役に立たず
私が掘り出した石を叩いてもらう作戦に変更。
レア種は出なかったが、フリックさん・・よく勉強しているようで
この産地の三葉虫についても把握しておられた。
イレギュラーで行くことになった昨日の産地でもそうだった。
詳しい説明をせずとも話が通じる・・
まるで旧知の友と採集をしているようだった。
ふとフリックさんが「誰かの声がする」と言ったが私には聞こえなかった。
が、間もなく二人連れがこちらに近づいて来た。
訳あって、警戒しながらの会話になってしまったが(笑)
不意に相手方が「ボヘミやんさんて方ご存知ですか?」と!
「はあ、私ですが・・・」(笑)ってことで、いきなり話は弾んでくる(爆)
お二人は芯座さんに新しい産地を教えてくれた○○さん親子だった。
芯座さんからお噂は伺ったことはあるが
どうやら独自にこの付近を歩き回って採集されているらしい。
興味深い情報を多々お持ちのようだった。
しかし、この山を縦横無尽に歩き回れる体力は羨ましいねえ。
○○さん親子は石を叩きながら下山されていった。
明日はG沢とのことだが、大丈夫だろうか?
採集の方は、ルーペが直ぐに曇ったり汚れたりして苦戦する。
フリックさんはチョウアンジ君の頭部他10個以上を
私は僅かに尻尾3個程度お持ち帰りにした。
3時半頃、下山。
帰りの夜行バスまで時間も沢山あるので
温泉に浸かってゆっくりすることにした。
フリックさん、お疲れ様でした。
そして楽しい巡検をありがとうございました。
今回果たせなかったペルムの森での巡検、是非実現したいですね。
お待ちしておりますよ〜(^◇^)ノ