(神無月廿日) 中古住宅  経済

全米不動産協会(NAR)が昨日発表した10月の中古住宅販売件数は年率換算(季節調整済み)で497万戸となり、前月に比べ1.2%減った。市場予測の平均値である500万戸を下回り、現在の集計方法に移行した1999年以降では最低の水準で前年同月比では20.7%減少している。そして中古住宅販売の減少は8カ月連続である。

このニュースを聞いていて、中古住宅の数字に改めて目を見張った。日本では住宅着工件数で表される新築件数は年間で120万戸だが、国土の広いアメリカでは新築は200万戸を超えることはまずない。さらに欧州ではイギリスで20万戸、フランスで35万戸ぐらいである。しかし、中古になるとアメリカは先に書いたように600万戸だし、イギリスで180万戸、フランスで80万戸ぐらいで、圧倒的に中古住宅の市場のほうが大きいのである。

たしかに日本は地震国であり、中古住宅に価値がつきにくいという意見もあるだろうが、そもそも住宅ローンの返済が終わった住宅はほとんど価値がなく、建替えが必要になるというのもおかしい話である。しかも本当に構造計算をしたかどうかは怪しく、例の偽装問題ではないが、見栄えだけはよくて安かろう悪かろうと作りつづけたわけである。したがって何年たてばどのくらいという経年査定の仕組みを作ってこなかった。これは新しい需要優先という建築屋の構造問題があったわけである。
 
話はずれたが、アメリカの中古住宅の市場の大きさは日本人ではなかなか体験できない感覚なのである。それが20%もダウンするというのだから、問題はあまりにも大きいのである。この辺をもう少し勉強しておかないと、投資話にはついていけなくなりそうだ。
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