(如月七日) 石原の背任  政治

新銀行東京を巡る石原都知事の態度は許されないものだ。第二期のほとんど唯一の公約だったこの新銀行の後始末を旧経営陣に全て負わせるということは背任行為そのものである。

この銀行について都知事は当初、「負の遺産とまったく無縁の銀行」と胸を張っていた。1,000億円もの赤字は典型的な負の遺産である。さらに諸事実が今後明らかにされることだろうが、それでも、たまたまこうなったのか、それとも最初からこうなると分かっていたはずなのかという点が問われることになるだろう。石原知事は、設立時の都側担当者や新旧経営陣に腸が煮えくり返っているだろう。しかし、「週休4日」で都庁にもろくに行かず、数字もまったくチェックしてこなかったのに責任を問われないというのは許されない。

当初、既存の銀行による「貸し渋り」の解消をめざすとして、新銀行東京が設立されたはずだった。突然の貸し渋りは勿論よくないが、優良な顧客つまりちゃんと利子を返してくれる融資先を発掘することなく、返済の当てもない企業にろくな審査もせずに貸付をすればどうなるかなど、小学生でも分かることだ。

さらに息子たちの選挙区で情実融資などが見つかれば、一発辞任となるだろう。また、ここまで新銀行の惨状を威圧的な知事に押されて、何の追及もしなかった都庁記者クラブの記者たちは恥を知るべきである。
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