(師走壱日 朔) 正当防衛?  政治

海賊がうようよしているアフリカのソマリア沖に自衛隊を出動させるというプランに暗雲が立ち込めている。例の「海上警備行動」になるというのだ。海上警備行動は言うまでもなく、日本国民に対する脅威があった時のみに発動されるものである。日本国政府の自衛隊への指示は、同盟国の艦船が攻撃されても「集団的自衛権の行使は禁じられていますから」と尻尾をまいて逃げ、外国の商船が目の前で襲われていても「海上警備行動は日本国民に対してだけしか発動できませんから」と見て見ぬふりをしろというらしい。

そんなことをすれば、世界中から卑怯者の指弾を受けるに決まっている。もちろんこんなことは、日々鍛練に励んでいる自衛官たちの本意でもないだろう。彼らを卑怯者にしてしまうのは、政治屋どもこそが卑怯者で、現実から逃避し続けているからである。

さらに武器使用も海賊側が攻撃を仕掛けてきた際の正当防衛や緊急避難時に限られ、同じ程度の反撃しか認められない。応戦した海賊が単なる犯罪集団でなく、反政府勢力だった場合、憲法が禁じる海外での武力行使に該当する恐れもあるというのだ。つまりイラク、サマワの陸上自衛隊と同様に「撃たれてから撃て」しかできないのである。

もう自衛隊を翻弄するような政争は止めるべきではないか。世界中から笑い者になっている現実を知るべきである。

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