(弥生壱拾九日) 予断を与える事実  

JR西日本の脱線事故で会社側がおこなう記者会見の様子が一変したらしい。事故調査委員会から予断を与える事実の公表を控えるように要請されたようだ。事故原因として置石を第一に予測されるような写真の公表などが、捜査当局に対して不信感を抱かせたのだろう。

ところで、1985年の御巣鷹山の日航ジャンボ機の墜落現場で、機体回収を手伝おうという熱心さから残骸に近づこうとした日航社員たちさえ、警察によって厳重に阻止された事実を同じ公共輸送機関のJRは知らないのであろうか。被告になるかもしれない人間たちに証拠を触らせるわけはない。事故調査というのはそういうものなのである。JRが先にレールの粉砕痕の写真を撮って公表するという行為がいかに逸脱したものであるかがわかるだろう。

南谷会長は世界に誇る山陽新幹線ということで本を上梓した人間だが、結果として肝心の通勤路線には安全のための金をかけていなかったということになるのだろう。目立つところには金をかけて見栄えをよくして、目立たないところは手を抜くというのは私企業としてはあり得ることだろうが、こと人の命を預かる公共輸送機関としての対応としては常識はずれといってもいい。労働組合もこのときばかりと会社側を突き上げているようだが、あんたたちもその組織の一員だろう。大阪市役所のいいかげんな労使関係と同一ではないか。腐った組織は一度解体からやり直した方がいい。
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