(神無月廿九日) 水金火木土天海冥  


早朝の東の空は思わず「Great」と叫ばざるをえなかったここ数日だった。新月になりそうな月が天空を切り、そのそばで明けの明星が光り輝く。冬の澄み切った天空のショーに見とれていたのは私だけだっただろうか。

そんな宇宙空間に出て、地球以外の太陽系の8惑星を見渡すと、太陽を先頭に頭文字で覚えた惑星の順番に並んで見える天文現象が今日から14日にかけて見られるということだ。次の機会は2536年というからミレニアム級ということか。冬の空というのは月や星を見るには最高だ。今年は暖冬ということで寒さもあまり厳しくないようだから、たまにはのんびり見上げてみませんか。

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(神無月廿八日) 法律の改正  

今年の5月に障害者基本法が改正されたことをご存知の方はあまり無いと思います。暦では今日は「障害者の日」になっていますが、この改正で12月3日から9日までが障害者週間になったということを目にすることもなかったように思えるのは残念なことです。

下の表で下が旧法、上が改正法です。どう変わったか、時間のあるときでも読んで頂ければ幸いです。

 第一章 総則 
(目的)第一条 
この法律は、障害者の自立及び社会参加の支援等のための施策に関し、基本的理念を定め、及び国、地方公共団体等の責務を明らかにするとともに、障害者の自立及び社会参加の支援等のための施策の基本となる事項を定めること等により、障害者の自立及び社会参加の支援等のための施策を総合的かつ計画的に推進し、もつて障害者の福祉を増進することを目的とする。
  
第一章 総則 
(目的)第一条 
この法律は、障害者のための施策に関し、基本的理念を定め、及び国、地方公共団体等の責務を明らかにするとともに、障害者のための施策の基本となる事項を定めること等により、障害者のための施策を総合的かつ計画的に推進し、もつて障害者の自立と社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動への参加を促進することを目的とする。

(定義)第二条 
この法律において「障害者」とは、身体障害、知的障害又は精神障害(以下「障害」と総称する。)があるため、継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける者をいう。  

(定義)第二条 
この法律において「障害者」とは、身体障害、知的障害又は精神障害(以下「障害」と総称する。)があるため、長期にわたり日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける者をいう。
 
(基本的理念)第三条 
すべて障害者は、個人の尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい生活を保障される権利を有する。
2 すべて障害者は、社会を構成する一員として社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会が与えられる。
3 何人も、障害者に対して、障害を理由として、差別することその他の権利利益を侵害する行為をしてはならない。  

(基本的理念)第三条 
すべて障害者は、個人の尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい処遇を保障される権利を有するものとする。2 すべて障害者は、社会を構成する一員として社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加する機会を与えられるものとする。
 
(国及び地方公共団体の責務)第四条 
国及び地方公共団体は、障害者の権利の擁護及び障害者に対する差別の防止を図りつつ障害者の自立及び社会参加を支援すること等により、障害者の福祉を増進する責務を有する。  

(国及び地方公共団体の責務)第四条 
国及び地方公共団体は、障害者の福祉を増進し、及び障害を予防する責務を有する。
 
(国民の理解)第五条 
国及び地方公共団体は、国民が障害者について正しい理解を深めるよう必要な施策を講じなければならない。
 
(国民の責務)第六条 
国民は、社会連帯の理念に基づき、障害者の福祉の増進に協力するよう努めなければならない。2 国民は、社会連帯の理念に基づき、障害者の人権が尊重され、障害者が差別されることなく、社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に参加することができる社会の実現に寄与するよう努めなければならない。  (国民の責務)第五条 国民は、社会連帯の理念に基づき、障害者の福祉の増進に協力するよう努めなければならない。

(削除)  

(自立への努力)第六条 
障害者は、その有する能力を活用することにより、進んで社会経済活動に参加するよう努めなければならない。2 障害者の家庭にあつては、障害者の自立の促進に努めなければならない。
 
(障害者週間)第七条 
国民の間に広く障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めるため、障害者週間を設ける。
2 障害者週間は、十二月三日から十二月九日までの一週間とする。
3 国及び地方公共団体は、障害者週間の趣旨にふさわしい事業を実施するよう努めなければならない。  

(障害者の日)第六条の二 
国民の間に広く障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めるため、障害者の日を設ける。2 障害者の日は、十二月九日とする。
3 国及び地方公共団体は、障害者の日の趣旨にふさわしい事業を実施するよう努めなければならない。



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(神無月廿七日) マスコミの怠慢  


OECDが主要41カ国・地域の生徒の学習到達度について2003年に調査した結果を発表した。日本は読解力が前回の8位から14位に低下。文部科学省は読解力向上を図るため、各学校や教育委員会向けの指導資料を早急に作成するほか、05年夏までをめどに「読解力向上プログラム」(仮称)を策定することを決めた。

これが昨日から今日にかけての各メディアの報道だ。でも彼らの中でOECDの原本を読んだ人間が何人いるだろうか。この調査結果の分量は凄い。PDFファイルで476頁。そこで上記の読解力についてかかれてある頁はわずか15頁。マスコミが報じたのは文部科学省の発表やOECDの記者向け要約発表を読んでのものと考えられる。

日本についていえば、大きなポイントは2点ある。第一に算数に関しての問題である。日本人の算数は、図形や関連性については良い出来だが、確率や数量計算や確率の分野では悪かった。第二点は、生徒の学習に対するモチベーションは高いが、先生のモチベーションが低いこと、生徒へのサポート姿勢に他国と深くして劣っている。おかしくはないか。これは文部科学省の痛いところをついている。指導要綱で算数の確率がないがしろにされている点、そして教師に対してのサポートという本来の業務に関しての怠慢に他ならないからだ。

日本は他国に比べ、「母国語を異にする人が少ない」「移民が少ない」「貧富差が少ない」「高所得国」という教育側にとって、非常に有利なポジションにいる。
しかし、こうした優位性を生かせず、教師への適切なサポートが出来ていないという事実が、調査から浮彫りになっているのである。情報の管理操作というのは恐ろしいことだ。
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(神無月廿六日 大雪) 監督の責任   


落ち目のスポーツというのは人事まで腐っているようだ。最近ラグビーといえば、NHKで早明戦などの大学ラグビーが放映されるぐらいで、以前は高校ラグビーの大阪の3代表をぶっ通して中継したMBSでさえ、ニュースで経過だけ知らせるだけだ。これも全ては日本代表のぶざまなテストマッチのせいだ。

国と国との名誉をかけた戦争の代理行為がテストマッチなのに、最近の結果を見ると、夏の来日したイタリアに歯が立たず、この秋の欧州遠征ではスコットランドに100対8、ウェールズに98対0というテストマッチのワースト記録にあと少しというぶざまな試合をし、同格かと思われたルーマニアにまで大差で敗退。よくぞこんな弱いチームを作ったとしか思えない。単なる試合ならいざ知らず、テストマッチのこの結果を受けた日本協会は、代表監督を萩本光威を更迭することもなく、続投するという決定を下した。サッカーのように日の目を見ないスポーツだから、新聞の片隅にしか報道されていないので関心も薄いようだが、ジーゴがこんな成績だったら、生卵を投げられるだろうに。

トップが責任を取らない体制。これは悪しき日本の定番ではないか。将来のワールドカップの招致を狙って運動をしているというが、冗談だろうとしか思えない。一部の仲間内で構成している日本協会のトップがテストマッチワースト記録時の監督?なので、この敗退では責任を取らされないというのではもう組織が腐っているとしか思えない。



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(神無月廿五日) おかげさま  

時々英文のメールを書いていると、“thanks to ~”という感謝表現が目立つ文になることが多い。この常套句は「〜のおかげで」で訳されるのが普通だが、ふと思うことは、「元気ですか」「ええ、おかげさまで」というフレーズである。Thanks to you もおかしいし、thanks to meといえば嫌われるに決まっている。かようにこの日本独特の感謝表現は実に訳し難いのだ。

「おかげさま」を漢字で表した時に、その謎が解けたような気がした。「お蔭様」には「蔭」があった!「蔭」とは「目に見えない神仏の庇護」という意味があるようだ。森羅万象、見えるものと見えざるものとで構成されている。表立って見えるものしか評価しないのがアメリカ流といったら言い過ぎだろうか。東洋の神秘ではないが、禅寺の石庭の如く、日本には目に見えないところに敬意を払っている。

「蔭」で支えているものは何か。目に見えない何かの「お蔭」で生を受け、こうやって元気でいることのロジックがその「おかげさま」に代表されるということではないか。古来、日本人の生き方は感謝の念を主眼としていたと思う。親や友人を含め自分を取り巻く環境に対して配慮するということが「おかげさま」に現されている。これから先も「御蔭様」で人生を歩いてみたいものだ。
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(神無月廿四日 下弦) 韓流ブーム  

日曜のTVを見ていると先週来日した韓流ブームの火付け役、ペ・ヨンジュンが各局で取り上げられていた。マスコミは真っ二つで、片や4000人もの中年女性を成田に集めた馬鹿騒ぎを罵り、韓流ブームをあおりアホな中年女の舞い上げらせているマスコミを狂っていると指摘し、片やこのブームに完全に乗っかって、この人気にあやかって密着取材を放映し、独占初公開とか滞在の裏側とか、よいしょのてんこ盛の番組もあったようだ。(視聴率はいまいちだったようだが)しかし、いずれも冷静な分析には欠けている。

なぜ「冬のソナタ」がブームになったか。それは日本のプロ野球と同じで日本の番組に魅力が無くなったからである。この秋の唯一のヒットは、ダウン症患者を取り上げた松田聖子主演のドラマだけであった。少し前まではドラマで30%台の視聴率を上げていたドラマは数多くあった。異常なヨン様人気は、日本の様々な現状に鬱積していた中年女性たちが、自分達が知らない間にペ・ヨンジュンという優しそうな俳優を、全て包み込んで理解してくれるかもしれないという憧れ求めた結果でもある。

この国では一つでも年が若ければ、ちやほやされ持て囃され、少々の頭の悪さは許されている現状がある。それが中年になると、周りからは「おばさん」と侮辱的に呼ばれる。そんな男どもの嫉妬をヨン様にぶつけられても、彼女達は痛くも痒くもない。彼女達は「ファンは家族」と呼んで微笑んでくれるヨン様がいればいいのである。

加えて魅力的なドラマだけでなく、往年の映画スターのような胸を焦がすような存在が日本では絶滅しているということもあるだろう。バラエティーで金を稼ぎ、馬鹿タレントぶりを売り物にしている人間に神秘性もへったくれもない。(ペ・ヨンジュンがバラエティーと称した紅白などその典型だろう)ヨン様人気はそうした日本の芸能界の現状への痛烈な皮肉なのである。



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(神無月廿参日) 甲子園パーク  

昨日は鯨を取り上げたが、昨年閉園した甲子園パークは戦前には鯨も飼育していたという話を聞いたことがある。そういえば昔は自然保護という言葉よりも物珍しいということで、ヒョウとライオンの一代雑種の「レオポン」を誕生させた話を覚えている人はいるだろうか。後のパンダの大騒ぎも凄かったが、レオポン人気も結構なものだった。閉園前の阪神パークにはそのレオポンと両親の剥製があったのだが、結構その面構えは野性味に溢れ、ちょっと野外では会いたくないほどだった。しかしレオポンという命名はどうやって決まったのだろうか。

その阪神パークも今はイトーヨーカ堂甲子園店として再開発されている。これはすぐ近くのダイエー甲子園店のキラー店舗として熾烈な競争をこれからしていくのだろうが、ダイエーの支援企業次第ではどうなるか分からない。さらに鳴り物入りで日本進出したカルフールも撤退するらしいし、小売業界は先行きが見えない。
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