(霜月廿参日) 入院14日目  

入院も2週間となった。今日で正月三が日も終わりということだが、病院での正月はTV番組の箱根駅伝やライスボウルでかろうじてわかるというものだ。午前中は愚妻が着替えを持ってきてくれる。今日は友達との広島市内での買物と食事とのこと。たまには息抜きも必要だろう。いろいろ雑音があってストレスがあるらしい。

朝から懸案の便秘は治らない。座薬をしてもらうもののなかなか出ない!強い下剤を飲んで病院の周りを散策し、4階までをエレベーターを使わず階段を上り下る。運動しないとなかなか腸が活動してくれないのだ。しかし、幸福は突然訪れるものだ。観念して男子の入浴時間と決められている午前中ぎりぎりにシャワーを浴びようとすると、お腹が。。。早速トイレに駆け込むと快感快感。やったー!

午後からは面会者があるかもという話もあったが、多忙で来れなかったようだ。いずれにしても明日は病院も仕事始めということで、通常の診察が始まる。術後の経過を確認するために、明日はCTを撮る予定だ。これで異常がなければ退院となるのだが、果たして。
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(霜月廿弐日) 入院13日目  

病院での正月ほど静かなところはない。入院患者も正月ということで外泊する人も多いし、年末で退院した人も多いようで、ベッドはガラガラ。看護師も(というかナースは看護婦さんってよんでもいいのではないか思うが)通常とは違ってかなり少ない。二週間近く入院しているが、ほんと看護師さんって大変な仕事だ。勤務の過酷さというものはある程度知っていたつもりだが、それはあくまで想像の範囲内。わがままな患者も多く、その献身的な行動に対しては本当に頭が下がる。最近医療機関ではいろいろな問題があるが、ほとんどの医療機関ではごく当り前の救命措置がとられている。例外的な不届きな医師や看護師で彼らの仕事に対しての偏見が生まれることは残念なことだ。

さて今日は面会者もなく、TVで駅伝、ラグビーとスポーツ三昧。同部屋の患者も一人は退院、もう一人は外出と私一人で気ままに一日を過ごす。本当はクラウゼヴィッツの「戦争論」を読みかけなのだが、なかなか難解でページがすすまないのが実情なのだ。この入院中に読破するつもりだったのだが、これがなかなか。そして最大の悩みは便秘。開腹手術だっただけにお腹に力を入れるのは不安でなかなか気張れない。そんな不機嫌な日々が今日で3日となる。時々の腹痛もこれが原因でないかと思うのだが、なんとかならんかな、これは。下剤を飲んだのだが、今日は全く効き目なし。困ったもんだ。
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(霜月廿壱日 元旦) 謹賀新年(入院12日目)  

あけましておめでとうございます。まさか病院で除夜の鐘を聞くとは思わなかったが、静かな年明けというのも結構楽でいいと思うのは年をとったせいなのかな。

昨夜は紅白のさわりをみただけで、マツケンサンバもみなかったし、格闘技も見ず、9時前には就寝したような気がする。ふと目覚めると除夜の鐘が聞こえてきた。一人ぼっちの年越しというわけだ。お正月だなあと思ったのは病院の朝食。味噌仕立ての雑煮とはいえ、本当に一口だけのお餅でしたが、ははは。数の子、黒豆と縁起物もありました。また、お昼には鯛のお頭付とこれまた御めでたいづくし。お箸もいつもは患者が用意するのですが、今日は朝昼と祝箸が用意されておりましたよ。

さて新聞を読んでいると、各国で新年のお祝いムードではなく、その費用をインド洋の津波の被害者の救援対策として募金を呼びかけているようだ。「TSUNAMI」と日本語が表記されているように、津波の先進国とも云うべき日本がもっとイニシアティブをとって援助を考えなければならないのではないだろうか。欧州各国が援助に熱心なのは被害者に自国民が多いというのもあるだろうが、12万人以上が犠牲者になる未曾有の危機に対して、日本や日本国民が真剣に考えているのかと思うと、自分自身も含めて、無関心層があまりにも多いような気がしてならない。
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