(師走壱拾五日) 定期入れ  

男の小物というか、財布、名刺入れ、定期入れは三種の神器ならぬ男が仕事をする上で大切なものだと思う。僕は、カジュアルで使う財布はともかく、会社に行くときの財布と名刺入れは、愚妻からのプレゼントである。唯一自分で買ったのが定期入れ。もう何年前になるだろうか。夏の暑さや冬の寒さで?やや変形し、透明なプラスティックの部分が割れてくれば、もう寿命だろう。

客先からさほど遠くないところに大丸心斎橋店が見えたので、ちょっと寄り道。デパートは平日の昼に来るのに限る。落ち着いて品定めもできるし、うるさいおばさんもいないしなあ、ははは。この時期はセールの真っ只中だし、掘り出し物でもあるだろうということで、5階の紳士用品売り場へ。さすがに人も少なく、ワゴンに入った革製品をああでもない、こうでもないと手にとっていると、係りの人が見かねて声をかけてくる。僕の場合、財布も名刺入れもグリーンなので、それにあわせようと思ったのだが、なかなか緑の定期入れは無い。消去法で結局ありきたりの黒に落ち着く。なんのこっちゃ、ははは。

先日もらったクーポン券を利用して早速購入。ようやくおニューになりましたよ。これで少しは気分転換になるかな。僕は6ヶ月定期を使用しているので、総額はバス、JR、地下鉄と乗り換えるので14万弱となる。したがって、この定期を紛失するとえらいことになるのだ。外資の時は6ヶ月定期なんか怖くて買えなかったのに、今は何となく落ち着いてしまったのかなと思うときがある。これはこれで自嘲するしかないな。
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(師走壱拾四日) ブッシュとライス  

ブッシュ政権2期目の国務長官に指名されたライス大統領補佐官は、ホワイトハウスに入って閣僚になるのが8歳のころからの夢だったという。

彼女は、同政権1期目では国家安全保障問題担当の補佐官を務めたがイラクでの失策を筆頭に、彼女の予想や進言はことごとくハズれてしまったので、そのあたりを1月18日の上院公聴会で共和党議員からも厳しく質されていた。IQ200とも云われる能力は凄いが、先のスマトラ沖大地震による津波被害について「どう思うか」と問われて、彼女はこう言ってしまった。「アメリカ政府のありがたさを(イスラム教徒の多いインドネシアなどに)思い知らせる絶好のチャンスだった」。外交のトップになろうという人が、世界各国に中継されていることを忘れてしまったのだろうか。

他方、ブッシュ大統領は就任演説のなかで、「リバティ(自由)」という言葉を45回も使ったそうだが、2期目の大統領は1度として「イラク」にも「財政赤字」にも触れなかった。たった1度も、である。大丈夫かあ、このコンビは。
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(師走壱拾参日) KFC  

マクドナルドと並ぶファーストフードの雄だったケンタッキー・フライド・チキン(KFC)が2004年11月期の決算で上場以来の最終赤字になったようだ。昨年前半の鳥インフルエンザの国内感染に影響を受け、下期の盛り返しも追いつかなかった。今では想像できないだろうが、KFCは1993年までは店舗数でマクドナルドを上回り売上高も順調に伸びていたが、売上の75%が家族向けの持ち帰り商品に偏っていたため、「個食」の拡大に対応できず、売上の伸び悩みが続いた。2002年に個食化に対応して、サラダやデザートなどサイドメニューに力を入れ始め打開しようとした。しかし、一部の若者は取り込めたものの、肝心のチキンが大幅に落ち込んだのだ。一年前に戦略の見直しを始めた矢先に鳥インフルエンザが発生し、売上は激減、安全性のPRにも費用がかかり、赤字すれすれになったのである。

やむに止まれなかったのか、それまで価格競争には応じなかったKFCも値下げに踏み切り、商品政策も激辛や和風味を投入し、ブランド強化のためにTVCMを増強した。こうした甲斐もあって、今期は4年ぶりの全店舗売上高がプラスになる公算も出てきた。また、個食に対しても新業態で臨んでいる。それが「カーネルズ」である。看板は従来の赤白から、緑と白に変わり、カーネル・サンダースもグリーンである。

競争の激しいファーストフードの世界で老舗KFCの巻き返しがどこまでいくか注目される。でも油抜きダイエット続行の私は残念ながらお客さんにはなれません、悪しからず、ははは。
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(師走壱拾弐日) 回転寿司  

最近回転寿司の業界地図が変化し始めたようだ。100円寿司(今は税込105円寿司ですが)のカッパ・クリエイトは首都圏を基盤にしているが、既存店売上が前年比で10%程度減少している状況が続き、2005年5月期の連結経常利益を前期比61%減の33億円に下方修正し、株価は大きく下落した。これに対して関西から進出している、くらコーポレーション、あきんどスシローが年間20店以上の出店を計画しており、ますます競争が激化しそうである。現在、くらの店舗は120店で、関東の店舗は35店だが、今10月期の新規出店35店のうち24店が関東での出店だ。さらに2010年を目標に関東での店舗を関西の倍の200店舗にする計画らしい。あきんどスシローも今期の新規出店の40店のうち半数の20店が関東で、将来はくらと同じく200店体制にするという。

関西圏の105円すし市場はすでに飽和状態で自社競合している。大手は当然首都圏進出を図るのは自然の流れだろう。ただ、カッパ・クリエイトの急速な店舗展開による人材不足が、接客の質の低下を招き業績低下の一因となったことをこの関西2社がどう克服するかが最大の問題だろう。くらは現在タッチパネルの注文機器を導入しているが、これも家族連れの集客増や注文の取り違え防止という効果も狙ったものだ。競争激化の外食産業はこれからも各社の腕の見せ所が続くようだ。
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(師走壱拾壱日 大寒) 高津宮  

大阪の谷町9丁目から西北に歩いていくと「高津(こうず)神社」がある。祭神は難波の宮を造営したといわれる仁徳天皇で、もともとは現在史跡になっている難波宮にあったものが、秀吉の大坂城築城のため現在地に移ったらしい。近くに国立文楽劇場もあり、文楽が境内で上演されたり、春の桜の季節には高台になっているため昔から桜の名所で有名だったりするのだが、最近の目玉は毎年成人の日に行われる「とんど祭」である。「とんど祭」は正月のお飾りを小正月の15日に神社でかがり火に投げ込んで、家内安全などを祈願するのだが、ここの「とんど祭」はこういう縁日に欠かせない屋台で有名なのである。

普通神社の屋台というと、たこ焼きや焼きそばなどが定番だが、この高津宮の屋台は日本一の屋台とも云われるのだ。出店しているのは、今年から参加したホテルニューオオタニ大阪のフランス料理店「サクラ」や、イタリア料理の「リストランテ・イタロ」、焼肉の「遊山」など地元の高級レストランなのである。これは5年前から神社に近い島之内で居酒屋「ながほり」の中村店長が中心になって、なじみの店に声をかけたのが始まりらしい。

名の通った高津宮も近年とんど祭に参加者が少なくなり、何かイベントを、ということで、自称「日本一の屋台達」と銘打っている。(日本一という交差点が近くにあるというのは洒落かな)「サクラ」など平日のディナーでも一万円を超えるのが、500円というワンコインで「鴨もも肉のロースト」や鴨肉のエキスたっぷりの「野菜スープ」が食べられるということで、10時半の開店から一時間半でSOLD OUT。食に照準をあてたイベントは「うまいもんを、ぎょうさん、安う」という大阪人気質に見事にアピールした。それまで一万人そこそこだったのが、今では4万人というのだから大したものである。

もちろん各レストランが手を抜いているわけではないので、採算は全く合わないらしいが、そこは大阪商人の心意気でカバーというところだろう。神社と高級レストランのコラボレーションというのも意外だが、結構大阪でははまっているようだ。
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(師走壱拾日) 株式投信という妖怪  

2004年末の公募株式投信の残高が27兆4352億円と前年に比べて29%増え、1992年以来だと日経が報じている。1998年から解禁された投信の銀行窓販がその牽引役で、株式投信の残高は12兆6329億円、シェアで46%、私募も含めると5割を超え、証券を上回っている。株式投信のなかで残高を伸ばしたのは株と債券の両方に投資するバランス型だとも云っている。

普通に考えると、株も少し上がっているし「株式に投資している投信」がそんなに伸びているのかと思う人が多いのではないか。ところが、識者の誰もが言うようにこの数字にはマジックがある。投資信託協会の株式投信の定義は、「ポートフォリオの中に株式の組み入れることができるファンド」なのである。だから、信託約款上に、一部でも株式が組み込まれる可能性があると明記されていてものは、全て株式投資信託になるわけだ。

だから、債券のみに投資するファンドでも、約款に株式が組み込まれる可能性があると株式投資信託になるわけ。したがって、運用資産が3兆円を超す、怪物「グローバル・ソブリン・オープン」は株式投信なのである。摩訶不思議な分類であるが、これには裏がある。債券で運用するファンド(公社債投資信託)にはこんな決まりがあるのだ。「投資信託の時価が、元本(1万円)を割り込んでいる場合、投資家に分配金を支払うことができない。」つまり分配金が支払われるのは、運用が上手く行った場合だけに限り、タコ足配当を禁止しているのだ。でも株式投資信託にはこんな決まりはない。したがって、グロソブが10000円を割っていても配当は出せるし、追加設定も可能というマジックが成立するわけである。

投信各社はエンロン事件の時、10000円を割ったMMFは追加設定を出来ず、解体に追い込まれたファンドも多かった。ところが、株という文字が定款にあると上記のようなマジックが堂々と演じることができるのである。株式投信が増加したというのは正確ではなく、分配型の外債投信がよく売れたということなのである。つまり、本当に株に投資している投信は株が上がったので残高が増加しているが、ニューマネーは入ってきていないというのが実情なのである。

数字の定義を見誤ると、えらいことになるのである。
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(師走九日) 痛み  

今日も法人廻りで大阪市内をあちこち。そんな移動をしながら、手術の後遺症というには大袈裟なのだが、多分メッシュを被せた部位のあたりがちくちく痛むのである。まあ、異物を入れているのですから違和感はありますよと医師から云われていたので、そんなものかなあという程度なんですけどね。

しかし、気にするほどでもないが、再発したらどうしようという不安が付きまとっているのも事実である。身体に馴染んでくれればいいのだろうが、まだ3週間では無理か。でも退院直後の疲労感というものは段々薄らいできたような気がする。

実は昨日同僚(38歳独身男性)が手持ち無沙汰のようなので、ちょっと行くかい?と声をかける。彼とすれば、一人で飯を食べるよりも云うことで快諾なのだが、これがいけなかったか?ビールをコップ2杯、梅酒ロックを一杯飲むともうきつくなったのは事実。朝起きるのが結構辛かったのだから、昔の私の酒量を知っている人は驚くだろう。でもこの程度で朝が辛いとなれば、アルコールを受け付ける身体にはなっていないという証明でもある。しばし、体力回復を待つしかないようである。
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