(師走弐日) 残り福  

宝恵駕籠(ホエカゴ)行列がミナミの街を練り歩いておりました。ホエカゴ、ホエカゴと連呼され、きれいどころが輿に乗って、福娘もその後をついていってましたよ。阪神が優勝したとき道頓堀に若者が飛び込んだのが、戎橋。そう、この橋は今宮戎神社への参道なんであります。「えべっさん」のふくよかな顔のポスターが並んだこの界隈は、両側に露天がびっしりと並び、参拝客の客寄せに余念が無い。しかし、ここ数日の寒さは12月の暖冬が嘘のようで、皆コートの襟を立てて神社に向かっているためか、露天を覗く人もすくないように思えた。「宵戎」「本戎」ときて最後は「残り福」とはなんとも語呂がいいものだ。いかにも大阪らしい商売っ気あふれる「福」を目指して、人々の行列は続く。

しかし、どこにでも残り福があるとは限らない。株式市場もその例かもしれない。右肩上がりの世界であれば、どこでも誰でも儲けられるが、世の中そんなに甘くは無い。結局はその人の運次第といったら無責任だろうか。どんなに勉強してもビギナーズラックにかなわないことさえある。不敗神話の山崎種三ならともかく、所詮この世のなか体力勝負である。それは金もしかりである。負けつづければ退出を余儀なくされる。それだけのことである。運を大事にすること、それが成功の秘訣というものじゃないかな。
0




AutoPage最新お知らせ