(師走四日) 吉本興業  

今日は会社のお偉方が来店。ランチを挟んで訓辞と客先訪問と相成った。訓示はこちらが眠くなるような声で、何をしゃべっているのかわかりゃせんがのぅ。だいたいこんなときは全員で立って聞けば良いものをうちの管理職も分かってないなあ。この後、管理職との懇談だが、近くの吉本はどうなの?というお尋ねには唖然。それは担当が違いますがな。同じグループのホールセール証券が担当というのをご存知無いのですよ、あ〜あ、あかんわ。

さてその吉本、先日林会長がお亡くなりになりましたが、ライオンと恐れられた義父の林正之助氏とその後継者・中邨秀雄氏の後を引き継いで、お笑い商社・吉本興業を不動のものにしたが、最近の島田紳助の事件といい、すこし箍が外れてきたという感もするがどうだろう。吉本というと、「ケチ」といわれることも多いが、これは先日再生機構入りした吉本ビルの吉本晴彦氏(通称「ケチ本」)のことで、吉本興業は同じく関西の雄サントリーの「やってみなはれ」と同じで、「おもしろそうやな、やってみぃや」となる。しかし、これに「けど、赤字出しなや」と来るのである。企画立案は大いに結構だが、算盤勘定はちゃんとやってな、ということなのだ。吉本の逃げ足の速さは有名で、銀座の7丁目劇場がうけていたときに、夕刊を出したことがあるが、儲からんとなるとさっさと廃刊。いまのなんばグランド花月(NGK)も1987年のこけら落しのときは、ブロードウェイのタップダンサーを起用して、アメリカン・バラエティを目指していたが、ダンサーのギャラと採算が合わないと分かると、すぐに打ち切ってしまったのだ。中邨は「失敗は恐れるな、町工場の本田も失敗して、世界のホンダになった。」が口癖だったが、同時に「赤字は出しなや」はついて回っていたのである。

ここで、吉本の管理職のあり方を説いた10か条を紹介しよう。

1) 自分の事は自分でする。逃げない投げない押し付けない。
2) 異質なものを尊重する。それが変化のエネルギー。
3) 成功に部下を導くその笑顔。笑う上司に人材が育つ。
4) 上司の成長が何より手本。昨日より今日、今日よりも明日。
5) まず動け。背中の雄弁は言葉を凌ぐ。
6) 部下にチャンスをつくらせて、伸び伸びやらせ、手柄は部下に。
7) 上司は部下へのサービスマン。部下に利用される上司であろう。
8) 温かい気持ちが部下を語らせる。語らぬ理由は上司にもあり。
9) 部下の気持ちに気遣うよりも一緒に走ろう。考えよう。
10) こうするという意思は予測を覆す。どうなるよりもどうするを問え。

お偉方殿、吉本をお客さんにする前にこの10か条を実践するのが先じゃないでしょうかね。
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