(師走壱拾弐日) 回転寿司  

最近回転寿司の業界地図が変化し始めたようだ。100円寿司(今は税込105円寿司ですが)のカッパ・クリエイトは首都圏を基盤にしているが、既存店売上が前年比で10%程度減少している状況が続き、2005年5月期の連結経常利益を前期比61%減の33億円に下方修正し、株価は大きく下落した。これに対して関西から進出している、くらコーポレーション、あきんどスシローが年間20店以上の出店を計画しており、ますます競争が激化しそうである。現在、くらの店舗は120店で、関東の店舗は35店だが、今10月期の新規出店35店のうち24店が関東での出店だ。さらに2010年を目標に関東での店舗を関西の倍の200店舗にする計画らしい。あきんどスシローも今期の新規出店の40店のうち半数の20店が関東で、将来はくらと同じく200店体制にするという。

関西圏の105円すし市場はすでに飽和状態で自社競合している。大手は当然首都圏進出を図るのは自然の流れだろう。ただ、カッパ・クリエイトの急速な店舗展開による人材不足が、接客の質の低下を招き業績低下の一因となったことをこの関西2社がどう克服するかが最大の問題だろう。くらは現在タッチパネルの注文機器を導入しているが、これも家族連れの集客増や注文の取り違え防止という効果も狙ったものだ。競争激化の外食産業はこれからも各社の腕の見せ所が続くようだ。
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