(師走壱拾参日) KFC  

マクドナルドと並ぶファーストフードの雄だったケンタッキー・フライド・チキン(KFC)が2004年11月期の決算で上場以来の最終赤字になったようだ。昨年前半の鳥インフルエンザの国内感染に影響を受け、下期の盛り返しも追いつかなかった。今では想像できないだろうが、KFCは1993年までは店舗数でマクドナルドを上回り売上高も順調に伸びていたが、売上の75%が家族向けの持ち帰り商品に偏っていたため、「個食」の拡大に対応できず、売上の伸び悩みが続いた。2002年に個食化に対応して、サラダやデザートなどサイドメニューに力を入れ始め打開しようとした。しかし、一部の若者は取り込めたものの、肝心のチキンが大幅に落ち込んだのだ。一年前に戦略の見直しを始めた矢先に鳥インフルエンザが発生し、売上は激減、安全性のPRにも費用がかかり、赤字すれすれになったのである。

やむに止まれなかったのか、それまで価格競争には応じなかったKFCも値下げに踏み切り、商品政策も激辛や和風味を投入し、ブランド強化のためにTVCMを増強した。こうした甲斐もあって、今期は4年ぶりの全店舗売上高がプラスになる公算も出てきた。また、個食に対しても新業態で臨んでいる。それが「カーネルズ」である。看板は従来の赤白から、緑と白に変わり、カーネル・サンダースもグリーンである。

競争の激しいファーストフードの世界で老舗KFCの巻き返しがどこまでいくか注目される。でも油抜きダイエット続行の私は残念ながらお客さんにはなれません、悪しからず、ははは。
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