(師走廿六日 立春) 原産国  

経済制裁で揺れる対北朝鮮問題だが、拉致被害者の会が打ち出したアサリの不買運動で知られたのが、アサリの原産国ということだ。もともと中国産だろうとは誰もが思っていただろうが、それが北朝鮮だったというのは意外に知られていないことだった。

昨年末、公正取引委員会がある誤表示が原因から、景品表示法違反で排除命令を出した。それは、大阪の輸入商社、八木通商やアパレル大手のワールドなどが関連したもので、イタリア製ズボンと表示したものが、実はルーマニア産だったというものだ。それまで原産国などは商社の情報をを信じるしかなく、それも口頭で確認するぐらいだった。しかし、排除命令となると商品の回収だけでなく、新聞広告などでお詫び訂正をしなければならない。

今回は輸入商社が商品を仕入れた時に、送荷元がイタリアだったため「イタリア製」と誤解したことが原因だった。このためセレクトショップではこれを教訓に取引先に原産国の開示要請を強化し、口頭だけでなく、インボイスを確認して商品管理システムに入力するようにしているところもあるようだ。

しかし、消費者から見るとイタリア製ズボンだったと思ったら、ルーマニア産だったというのはやはり信頼性の欠如だし、プライスだけの問題ではないだろう。情報開示が当たり前の現在では、やはり当事者の倫理観だけではなく、強制力のある処置が必要ではないだろうか。

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