(如月壱日 朔) 銀平  

東京から外資に転職した知人が仕事で大阪にやってきたので、久しぶりに一献ということになった。今日は昨日に増して暖かく、難波でタクシーを拾ったのは7時前だったが、駅前の電光掲示板の温度は16度を示していた。春の雨がぽつりぽつりと車の窓ガラスを叩いている。ホテルまでいって彼を拾って新地に戻って、予約した店に入る。

店の名前は「銀平」。私が最初に訪れたのはミナミの法善寺の前の店だった。1992年頃だっただろうか。当時外資にいたのだが、東京から外国人がきたのだが、こいつが肉が駄目な奴で魚も新鮮でないとだめというとんでもない奴で、ここだったら大丈夫だろうと連れて行ったところである。今日はその北新地店。歴史はこちらの方があるようだ。この店は鯛めしで有名だが、魚は和歌山の直送で新鮮が売り物なのだが、難点はそれを盛る器が馬鹿でかいということ。狭いカウンターではちょっと不釣合いなサイズで、見た目は豪快だがそんなにでかくなくてもいいだろうというものだ。コースで5000円でも充分だが、この料金だったら、東京の薬王寺の「中むら」の方がはるかにいいというのは否めないだろう。(まあ、場所代というのもあるだろうが)

その後は先日紹介してもらったラウンジへ。勢いで午前様。まあ、今週も後一日だからいいか。Jさん、ごっつあんでした。
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(睦月廿九日) 朝焼け  

三月も半ばに近づくと暑さ寒さも彼岸までではないが、先週までの寒さが嘘のような暖かさである。今日はコートを忘れてもさほど寒さを感じなく、この時期の花粉が気になる季節がやってきた。東京にいたときは目が痒くて眠れぬ日もあったぐらいだが、関西に戻ってからはさほどの重症もなくなったのは花粉量の違いだけだろうか。

今朝、淀川の鉄橋で電車から見えた太陽は真っ赤になって、水面にその姿を映していたが、春は曙という風情が暖かさを醸し出していた。一日一日ちまちました人間の営みと違って、自然は泰然としているということだろう。

それに比べれば今の私の心境は真冬そのものかもしれない。明日もまた朝から喧喧諤諤の論議をしなくてはならない。確かに気にはしてくれているのだろうが、一貫性の無い上司の行動というのは理解に苦しむ。論理よりも感情が先行するのも何とも解せない。そもそも上司に恵まれないのは従来に始まったことではないが、こうまでなると堪忍袋が切れるというものだ。
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(睦月廿八日) リバウンド?  

本社から部長が来店。現場の声を聞くというのが表向きの理由なのだろうが、結局は管理職の懇親会?まあ晩飯を作る手間が省けたと思えばいいか。同期の仲のよさを見せ付けられても頼んでおいた仕事をしてくれよなあ、支店長さん。とまあ、愚痴をこぼしたところで何の前進も無いのは分かっているが、なんとなく釈然としないのですよ。

そんなことでストレスが溜まるとバカ食いしがちなのがダイエット中の難敵だったのだが、手術が終わると結構油断して食べてしまうのですよ。普段は気をつけているので84キロ前後で落ち着いているのだが、一気に86キロ台へ。これはまずい!あすから食事量の制限に取り掛からないと、折角バーゲンで買ったXLサイズが入らなくなる。やっぱりアルコールが入ると食事時間が長くなって、過剰摂取になってしまう。ほどほどにしないとリバウンドの恐怖が襲ってきそうだ。
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(睦月廿七日) 朝火事  

以前愚息が煙草の不始末でボヤをしでかしたことがあった。友達が来れば煙草を吸う奴もいるし、仕方がないが、いまも後始末だけは口酸っぱく言い聞かせている。そんな煙草の不始末でもあったのだろうか、出勤時の途中にある市営住宅で火事があったようで、消防車が何台も駆けつけていた。ただ、交通整理のパトカーはまだ6時過ぎの交通量の少なさの中では、あまり緊張感も無いようだった。とはいえ、現場の住宅からは真っ黒な煙が吐き出され、異臭が周辺に漂って気分が悪い悪い。見たところ、とりあえず鎮火はしたようだ。

でも高層住宅の火災ほど怖いものは無い。空き巣に入られても全てを失うことは無いが、火事は全てを失ったり、更に近隣の幸福さえも奪ってしまうものだ。ふと暦をみると今日は消防記念日。だからといって火事になった訳ではないだろうが、火は便利だけど怖いものと改めて実感する日だった。
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(睦月廿六日) スペシャルオリンピックス  

障害者のオリンピックというとパラリンピックのこと?といわれてきたが、先月26日から昨日まで長野で開かれていたスペシャルオリンピックスで知的障害者のオリンピックもあるということが日本にも知られるようになったのは知的障害者を持つ親としては嬉しいことだ。

それにしてもオリンピックではなくオリンピックスと複数形なのは、日常的なトレーニングから世界大会にいたるまで、いつでも世界中のどこかで、この活動が行われているからである。この活動とは、知的発達障害のある人が、様々なオリンピック形式のスポーツ・トレーニングや競技会に年間を通じて参加できるようにすることにより、彼らが健康を増進し、勇気を示し、喜びを感じ、家族や他のアスリート、そして地域の人たちと能力、技術、友情を分かち合う機会を継続的に提供することである。

SOは1963年故ケネディ大統領の妹ユニス・ケネディ・シュライバー夫人が自宅の庭を知的発達障害のある人たちに開放して開いたデイキャンプが始まりで、夫人には、「知的発達障害があっても、スポーツを心から楽しむチャンスが与えられるべきだ」との信念があった。競技会は、1969年シカゴで開催された全米大会を機に、夏季世界大会が始まり、ついで1977年から冬季世界大会も行われるようになり、オリンピックと同じようにそれぞれ4年毎に開催されている。

三歳児検診で他の子と違うなと思い、その後色々病院を回ったり、あやしい?人のところにも行って奇跡を願った時もあった。そんな娘も来週で養護学校の高等部を卒業する。この一年間は長く通った西宮から広島の島の小さな養護学校の分校で過ごしたが、たまに帰ると「ずっとここ」「ずっとここ」と連呼する姿を見ると、今までは彼女なりにそれなりのストレスがあったということかな。マンションで階下のことを気にして飛んだり跳ねたりできず、大声を出すこともできなかったのが、田舎でのびのび自由にできるという幸せを掴んでいるのかもしれない。4月からは愚妻の実家近くの作業所に通うことになるが、この間広島市内のスケート場でもなんなく滑走していたというから、一度オリンピックでも狙わせますか(^^)でも本人は縛られることが大嫌いだから、練習などしないだろうなあ。普通の小学校を卒業した時は、たどたどしい言葉で誓いの言葉をしゃべるのを見て、母親共々ただ涙涙だったが、今度の卒業式はどんなことになるのだろうか。
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(睦月廿五日 啓蟄) 補整  

ヘルニア手術で痩せた身体で全くあわなくなったスーツの補整を順次進めていたが、今日夏物のスーツを大丸の梅田店に持参してほぼ終了。ウエストが10センチ以上縮まればズボンの用を為さないし、シングル仕立ての上着はダブルかと間違えるほどのダブダブさ。まあ、新しいスーツを新調すればいいんでしょうが、そこはしがないサラリーマン。というより地球に優しいリサイクル精神?で補整を進めていたわけだ。

ウィークエンドの大阪駅は工事中ということもあってか人の流れが悪いが、三月とは思えない寒さにもかかわらず、そこそこの人出だった。東京や名古屋ばかりではなく、大阪も少しは景気回復の波が押し寄せてきたのだろうか。そこで気付いたのは日本語とは違う会話が飛び交っていたことである。東京では当たり前の外国人の姿を最近では大阪でも結構見るようになったのは、やっぱり海外の景気がいいせいかなあなどと考えるのは安直過ぎるか。

しかしこの寒さは何だ。昨年末の降雪以来2005年は予想の暖冬とは名ばかりの寒さが続いており、西日本は明日の朝にかけて平地でも雪が積もるかもという。啓蟄というのに春はどこへいった?
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(睦月廿四日 下弦) 教育基本法  

仕事で車を運転していてラジオをつけたら、国会の参議院予算委員会が中継されていた。衆院を通過しているのでほとんど意味の無い質疑応答だが、しばらく聞いていたら教育基本法の改正問題となった。OECDの国際学力調査で日本の学力低下が指摘されたことで一躍世間の注目を浴びるようになったが、日本のマスコミは肝心なことを全く報道していない。この調査の原文では日本の教師が教科に専念できていない環境を指摘しているが、これについてコメントした日本のマスメディアを私は知らない。大本営発表のコメントを垂れ流すだけで、原文を読む記者などいないせいである。

教師が教科以外の雑用に追われているのは現場の教師が一番分かっている。そのために相当なエネルギーを奪われているのだが、その際たるものが部活である。実は現在実施されている中学校や高校の学習指導要綱ではクラブ活動の項目はすでになくなっているのだが、実質は全く変わっていない。教師が法的根拠もない部活指導に多大なエネルギーを奪われて、授業に全力を傾けられないのは本末転倒である。日本の学校スポーツの致命的欠点は、練習という名のもとで正当化された指導者による私物化にあるのは明白である。部活の指導者に生徒から「スポーツを楽しむ」ことを奪う権利は無い。そもそも学校スポーツは全国大会レベルを目指すチームと好きなスポーツを楽しむチームに分けるべきである。そのためには指導者の力量と人数をアップしなければならない。それを教師に求めるのはナンセンスであり、地域や企業から優れた指導者を招聘し、必要に応じては複数の学校の協力関係をつくる必要がある。

自分でプレーしないで3年間応援ばかりさせられる身にもなってみろ。
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