(卯月壱拾日) 外食  

実はダイエットを始めてから、昼は自前の弁当を会社に持っていっている。自宅で食べる夕食の残りを無駄にしないということもあるが、昨年の9月に入院した時に手術延期になったとき、主治医からダイエットのコツということで全部食べるのではなく、残しておいて翌日のお弁当にすることを教えてもらった。それ以来、弁当持参となったわけだ。

きょうは親会社の支店行員と同伴の客先訪問日。なかなか簡単にいかないのが普通で、プレッシャーの多い仕事だ。しかし、一日お願いしますよと頼んでおいて、午後からドタキャンというアポの取り方は止めて欲しいなあ。まったく、もう。これだけが仕事じゃないんだからさ。

そんなわけで今日は弁当を作らずにきたので、久しぶりの外食である。しかし、外食は肉中心のメニューが多く、魚もフライとかだし、最大の難点は量が多いこと。だったらコンビニでおにぎり一個ということになりかねないのだ。そもそもおにぎり一個でざっと200カロリーといったところかな。一日1400キロカロリーって生活は厳しいけれど、この年になると最大の敵は食べすぎである。これを考えると、コンビニでヘルシーなものをというのが欲しくなるわけで、コンビニ弁当戦争はますます厳しきなるということだ。
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(卯月九日 上弦) 司馬遼太郎が考えたこと 1  

新潮文庫

司馬遼太郎のエッセイを集大成し、シリーズ15巻の予定で刊行された第1巻である。1953年10月から1961年10月までの産経新聞記者時代から直木賞「梟の城」前後までの89編を収録している。福田定一という新聞記者の成り立ちも新鮮だったが、戦後直後の混乱期の日本人の逞しさを改めてかみしめるものだ。大阪外大蒙古学科を経て満州に赴き、段々と戦力が乏しくなっていく中で、戦場に散った友の姿を瞼に描きながら、死と対面した時の描写は晩年の穏やかな司馬遼太郎からは想像できない福田定一の生き様をそこに見せている。

一生を大阪で過ごした司馬遼太郎は決して大阪人に甘くはなく、欲望剥き出しの人間にやりきれなさを覚えている。しかし、彼らの魅力にのめり込む自分の感受性を告白しながら、そうした人間の普遍性というものを描いたのも司馬遼太郎である。新聞記者といいつつ文化面を担当する記者として、芸術作品を見る眼は時代を超えた普遍性を養っていったのかもしれない。

第一巻で心に残ったのは出雲族の執念とも思える天孫族への対抗意識の高揚をにじませる老記者の存在である。「かたりべ」と自称する彼からは古代のロマンなどという言葉が許されない心の葛藤がそこにはあった。同一民族としか考えていない現代人だが、昭和30年代はまだまだはるか遠い時代を引きずっていた時代なのかもしれない。あの時代に生を受けた人間として、ある意味自分史と重なる場所を見つけようとする自分に気がついたのは、この文庫を読み終える頃だったのかもしれない。
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(卯月八日) ファーストフード税  

デトロイト市はファーストフード税を導入し、膨張する同市の「財政的ウエストライン」をスリムにしようとしている。なぜかBBCニュースが伝えていたが、昨日の日経夕刊では、米ハンバーガー各社がヘルシー路線から高カロリー品の投入で業績回復という記事があっただけに、各社がどう対応するのか見ものである。

どうやって課税するのかと思ったら、食べる前にお金を支払うキャッシュオンデリバリーのレストラン店舗の売上げに課税するようだが、実際は、レストラン業界の反対もあって実現には?のようだ。しかし、行政から考えれば肥満は生活習慣病をもたらし、結果として医療費の増大をもたらしている。デトロイトは米自動車企業の業績悪化で税収が乏しくなっており、年間300億円の赤字となっており、肥満につながるファーストフードに対する課税も辞せずといったところか。

こんな記事が気になったのは、最近少し体重が増えつつあるからだ。やっぱりアルコールと休日に家でゴロゴロするのは最悪のようで、明日から本気モードのダイエットの復活だぁ。
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(卯月七日) 裁判官の気質  

すべての裁判官は、その良心に従い独立してその職務を行い、この憲法及び法律にのみ拘束される。(日本国憲法76条)

兵庫県の少女を監禁した犯罪者は再犯者だった。初犯で示談金を払っていることなどから、執行猶予付きの判例となったのは、前例からすれば妥当な判決というのがメディアの云う一般的なことだった。しかし、札幌で事件を担当した刑事は、こいつは必ず再犯するという確信があったらしい。性犯罪者の再犯率は高いばかりでなく、この犯罪者のように知恵のある奴は心神喪失などを持ち込んでくる。

さて貴方の友達に裁判官はいるだろうか。TVでは弁護士がバラエティー番組に登場し、庶民感覚と同様のイメージを得ているが法廷では全く別の顔をしているだろう。いわばTVは彼らにとってはストレス解消の場となっているのではないか。裁判官は前例に従い、ひたすら出来上がった判例を朗読し、民事であれば一日に6件も7件も裁判をこなすこともある。長時間の司法予備校通いと暗記だけに頼り、時間さえあれば受かるという司法試験に青春をささげたほとんどの裁判官にとって、バランスの取れた常識と感覚を身に付けることは無理なのかもしれない。最高裁の覚えがめでたくない裁判官は昇給が遅れ、思いもかけないところに移動されるという事実は、裁判官個々の力量を向上させるものではなく、単なるヒラメしか生まないものだ。

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(卯月六日) 他人のせい  

TBSの部長がコラムの盗作で「気が動転して」、サイトの構成を担当しているフリーライターに責任を負わせて、濡れ衣として着させようとした。マスコミというところは傲慢なところというのは、例のJR西日本の会見で「社長を出せ」とほざいた読売新聞のアホ記者をみても明らかだが、このTBSの件はそれ以上に無実の人間を故意に犯罪者に仕立てあげるという罪をおこしているわけだが、TBSにはそういった罪の認識があるのだろうか。盗作騒ぎそのものよりも、この方がはるかに大問題だということを他のメディアも報じていないのは、そういったことが自分のところでもおこなわれているという証ではないか。

東京湾のコククジラの死にしてもマスコミのヘリが追いまわした結果という側面があるのではないだろうか。グリーンピースも鯨の保護を荒高に云うのならば、朝日新聞をはじめとするメディアを訴えた方がいい。なんでも他人のせいにしたがるメディアだから、テレビ朝日の社長みたいに株の持ち合いを提案するようなバカなことを言い出すのだろう。同じ穴のムジナともいうべきか。
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(卯月五日) 不協和音  

先月から支店トップと波長が合わない。目標数字に達成できない者が機嫌がいいわけないが、すこしずれているのではないかと思うんだよな。部下と合わない支店長ほど辛いものはないが、強権にものを云わす鞭も持っているのも事実。雰囲気悪いなあ。日々の数字が気になるのは当たり前だが、プロセスへの関与の方法にもやり方があるのでないだろうか。親会社に対する反発もあるだろうが、さりとて自立して収益が上がるほど現在の経営環境は甘くはない。その打開策が連携なのだが、カルチャーの違いがスムーズに事を運ばないのも事実である。

カルチャーの違いに戸惑い、その壁を嘆いても仕方がないことで、交流を強めて一体感を作り上げるしかないのだが、お互いが不協和音の塊だから、一層難しくさせている。特に関西はもともと基盤が弱いところだし、首都圏の支店のようにいかないのは仕方がないが、なんとかならんかのう。仕事のことで悩むのは何ともないが、人間関係のごたごたは真っ平ごめんだ。どうして出来ないのかという解決をせずに、ハッパをかけるだけの精神論では問題は終わらない。仕事が出来なくなると、遠くの客のところに出かけたり、新規開拓とか、目先を変えたくなるが、問題は足元にあることを忘れてはならない。問題は自分が何をなすべきということで、責任を誰に帰すという問題ではない。批判などいつでもできるが、立ち直りの時期を逸することになりかねないということだけは肝に銘じているのだが。。。
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(卯月四日) 北新地  

昼過ぎのSさんからメールが。ちょっといこか。ええですよ。今日は?了解。でどこで?新阪急に6時。早いけどなんとかいきますわ。

ということで新阪急のロビーで待ち合わせたSさんは相変わらずダンディでんな。広島の山一時代に同じ寮の一つ先輩で、頭のひさしを随分長くかかってやるひとやなあと思ったが、あれから25年。今も続く付き合いなのだから、人生とは分からないものだ。茶屋町の地上げが凄かった当時の趣を今だ残している路地を進んだところに、目指す炉辺焼きがあった。支店が富山にあるということから北陸資本の店なのかもしれない。そのせいか日本酒は全て北陸地方の地酒だった。日本海側の店なのか、旬のカツオはイマイチだったなあ。まあその他はそこそこの味。大阪は無茶苦茶美味いというところは少ないが、×はないというのが通説だが、この店もその一つというわけだ。

少々気分よくなったところで、北新地へテクテク歩いていくことになった。食後の散歩ということでお腹も快調?今日は新規開拓ということで紹介された、昔マグロの店があったビルの3階にそのクラブはあったが、エレベーターを降りるや否や、ちょっと異様な雰囲気が。どうみてもどこかの舎弟にしかみえないお兄ちゃんがいて、ワンフロア−の店は思わず「味園」を思い出すような、いわばキャバレーの高級版といったところ。お客さんもサラリーマン風はほとんどいなくて、ママがいないのを幸いにさっさと退散。なじみの店に駆け込む事にした。景気回復はこういうところにすぐ現れる。何年か前のゴーストタウンと化した北新地は、すっかり変貌している。店の前に立つお兄ちゃんも手持ちぶささもなく、テキパキと動いている。ようやく大阪にもカネが回ってきたというところか。

しかし、女性はたくましいねえ。日中関係問題も関係なく、お姉ちゃんは結構中国人もいて、日本人とまるで変わらないし、中には整形してクオーターみないな女性もいるのにはビックリ。気がつけば、午前様になりそうだったので、電車のあるうちにいざ帰路へ。さすが、役員のSさん、今夜もありがとうございました。50代の独立話に話が弾んだ一夜だった。
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