(文月壱拾九日 処暑) 後味の悪さ  

夏の甲子園で二連覇を達成した駒大苫小牧高校の野球部長が、部員に対して暴力をはたらいたということが発覚して、マスコミは大騒ぎである。開幕前に明徳義塾の出場辞退事件があっただけに、今大会は暴力で始まり暴力で終わるというなんとも情けない事態となってしまった。

たかが高校野球にあまりにも熱くなって、普通の思考が出来なくなった証明でもある。常連校と普通のクラブ活動との差が大きくなり、野球自体が面白くなくなり、さらに常連校では大勢の部員でベンチする人数が限られ、ゲームに出られない部員の親が喚きまわるという状態となったわけだ。

ここまで来るともう夏の甲子園は金属疲労を起こしているとしか思えない。目標をなくすというのは無理かもしれないが、形式を含め、抜本的にやり直すしかないのではないか。スポーツというのはピラミッド組織である。それは単に運動能力の差で決まるものであり、サッカーのJリークの組織図を想像すれば、簡単に理解できることである。管理のピラミッドを作れば、そのスポーツがつまらなくなるのは一目瞭然である。
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