(葉月廿七日) 上半期終了  


今月の証券会社の収益は株式市場の活況に恵まれ、予想を大幅に上回る数字を上げている。私が在籍している支店も予算を大幅に上回る達成率で最終日を迎えた。しかし週明けには再びゼロからのスタートだ。また長い半期が始まるわけだ。

ところで、今日を最後に会社を辞める者がイントラに掲載されている。その中には東京の出張時に宿泊させてもらったものや、IPOでとてもお世話になったものもいたし、昔山一時代に同じ釜の飯を食べていた後輩も支店長を外れて半年で会社を去ることになったようだ。みな色々事情があるし、個人の選択の自由だから私がどうこういうことじゃない。自分自身だって、そういう立場になれば分からないのだから。
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(葉月廿六日) 食事の前に  

「いただきます」幼いときから何気なく食事の前に言っているこの言葉の全文をご存知だろうか。

あなたの命を私の命にさせて「いただきます」。

「いただきます」とは感謝の心である。世界中を捜しても食事の前にこのような作法をするところはないのではないか。生き物の命をいただくことで自分が生かされることへの感謝が「いただきます」に結実しているのだ。最近、感謝の心を知らない者が多くて、つい愚痴の一つでもいう日だった。
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(葉月廿五日) 景気見通し  

26日の日経では、年三回(3月末、6月末、9月末)の景気見通しを発表した。題して「景気再浮揚、持続力増す」。この手の表現には気をつけなくてはならないというのが、今までの経験則であるといったら、日経側は嫌な顔をするだろうが、2000年のITバブル期の報道等を思い出してみたほうがいい。世の中、慢心ほど怖いものはないのだ。

2003年4月に日経平均はITバブル期の2万円台から約三分の1の7000円台になったが、これをそこに2年半余りで下げ幅の半分を戻してきた。半値戻しは全値戻しと証券界は鼻息が荒いが、私はぼちぼちいいところまで来たのではないかと思っている。20年ぶりの新規投資などという言葉を聞くと、いつか来た道だなと思ってしまう。

デフレ脱却を理由に銀行株を買上げているようだが、不良債権は銀行経営の問題であって、デフレが問題ではなかったのではないか。現在の株式市場は業績相場であり、遅行指標の物価指数であるインフレ指数とも云うべき地価などの上昇は企業業績に影響を与えるだろう。石が浮いて木の葉は沈んでいる今の相場はバブル期後半に目にした風景でもある。そろそろかな。
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(葉月廿四日) NTTの教訓  

今日の日経に編集委員の末村篤氏のコラムがある。題して「上場会社NTTに学ぶ教訓」。先の総選挙で日経は小泉内閣の郵政民営化を積極的に支援した。選挙期間中にJR、NTTなどの民営化で31兆円の税収効果があったと一面で報じたりもした。しかし、末村氏はNTTを例に出して、郵政民営化の業態に疑問を投げかけている。

NTTが月初に実施した自社株買いに応じて、財務省は政府保有株を約112万株売却し、保有比率は三分の1以下に低下し、上場後18年で当初計画の民営化を完了した。NTT株は現在初値の三分の1のレベルにある。公益企業に成長株の夢を託し高値で買い過ぎた投資責任の結果でもある。しかし、ドコモ等の秘蔵っ子を株主に還元することなく放出したのは、ゆがんだ市場慣行と経営者(国)の問題である。

NTT株のように国営企業が民営化するケースは、通常企業の株式公開とは大きな違いが2点ある。第一に、経営者も従業員も雇われ意識が強く、株式もほとんど持っていないため起業家としての動機や責任がない。このため株主の利益を考えるよりも、自分の保身等を優先しがちで、結果として会社の利益を損ないがちとなる。第二に、競争優位性が規制にあることだ。同じ民営化企業でもJTはタバコの専売規制があるために高い利益率を保持できているという反面教師でもある。つまり、規制効果が薄らぐと高い利益率が崩れて、株価を支える利益が出せなくなるのである。
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(葉月廿参日 彼岸明) モンゴルVsブルガリア  

久しぶりに大相撲の人気が蘇ってきたようだ。琴欧州が全勝だったのに朝青龍が2敗を喫したとき、さすがに6連覇はないだろうと、たいていの人は思ったのだろうが、なかなか初優勝というプレッシャーは外国人ともいえども克服できないようだ。

国技である相撲に、海外から参加してくるのはロシア混血の大鵬などは別として、あの高見山以来だから、ざっと20年近くになる。国技といってこの勢力がいなければ、今時まわしを締めて人前に出るなど恥ずかしいという軟弱男が多いこの日本で、大相撲は衰退の一途を辿っていたのではないだろうか。日本の野球選手がオリジナルに憧れて、MLBに流出しているが、世界から人材を集めることによって、最高のプレーを見せるというプロ意識を我々はこの門戸開放で楽しめるわけだ。大相撲に外国人ばかりが目立つということで、いちゃもんをつける人もいるが、柔道にしろグローバルにならなければ縮小均衡の道しか残らないのだから、大局的に見たほうがいい。

このところ、国技というよりワイドショーの兄弟喧嘩しか話題にならなかったのだから、スポーツ本来の楽しみとして朝青龍と琴欧州の勝負は面白かった。相撲協会は20年も前から門戸開放している「先進的な」協会なのだから、この先も伝統としての相撲も大事であるが、世界に相撲を広める意味でも彼ら外国人力士にはある意味感謝してもいいのではないか。

ブルガリアといえば黒海の西だが、紀元前にこの一帯ではスキタイという民族が遊牧という画期的な生活様式を確立した。それが東に伝播し、のちのモンゴル帝国を打ち立てることになった。ウラルアルタイ語族というべきこのシルクロードに今の外国人力士の出身地があるようにも見える。日本からは遠いようだが、ある意味遺伝子的には同じ語族なのだから、目くじらを立てずに大相撲の発展に貢献している彼らに声援を送りたい。
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(葉月廿弐日 下弦 八専始) 万博  

愛・地球博と銘打った愛知万博が終了した。当初予想の1500万から2200万という最後の追い込みはリピーターが見ていない企業館を目指したのか、値段に厳しい名古屋人が最後の安売りを見込んで、大量に押しかけたのではないか(^^)

しかし、環境保護と謳いながら、多くのパビリオンは解体した廃材の行方はまだ決めていないようだし、ベンチなどの施設はこれから払い下げ先を決めるという。会場内のリニモは6編成ある車両の行き先について万博協会側は「5編成が運営会社である愛知高速交通、1編成は協会」というわけの分からない回答で、一方の高速交通側にぶつけると「え〜?全部もらえるんじゃないんですか?」だったという。一事が万事、地球環境をうたった万博ならば産業廃棄物などは一切出さずに祭りを終えたならすべて元通りに戻すというところから逆算して計画すべきだろう。

日本人ほど祭りの後始末がへたくそな民族はいない。長野五輪のように収支記録が意図的に消えてしまい、利権の巣窟と化してしまった例もある。想定外の収支が見込まれることになった愛知万博も第三者の監視のもとで資料の保全を図るべきである。常に分け前にあずかろうとする輩は数多くいるのだから。
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(葉月廿壱日) 保護者懇談会  

秋晴れの下、夙川駅近くのキャンパスまでママチャリを転がす。午後から愚息が通う大学で保護者懇談会が開かれる。最近は個人情報法が施行されて、それまで保護者に送られていた成績表も送られなくなった。といって大学側に文句を云う親でもなく、愚息は愚息なのだから親として監督しているのでなく、授業料を支払うだけの対価を大学側がサービスとして提供してくれれば、それでいいと常に思っている。今日の懇談会もその一環という認識である。しかし、学生にどうこう云う前に遅刻する保護者の多いこと。しかもさも当然の如くの顔をされてはなあ。

理事長の話があったが、学長が所用で欠席しているため、その代わりにいやいや話をするんですよ、とても言いたげな口調でこれもどうだかな。そのかわり漫才のような人文学部長のあまりにやわらかな話も極端すぎてイマイチ。そんな鬱積した気分で臨んだ個人懇談会も準備不足で、いくら多くの先生が出てこられてもゼミを持っていない3回生の愚息のことを助教授等に聞いても、あまり意味ないだろうし、成績表を係の人にもらって教務の説明を聞く羽目になった。最初から学年別の仕分けしていればいいのに。

最後に就職サポートの先生と個人面談。マンモス校でないため、就職希望者は500人ぐらいらしい。これでは個々の状況まで把握できるだろうし、愚息のこともよく知っていた。体育会系ということで期待もしているし、企業の受けもいいのでと言われるが、体育会といっても同好会に毛の生えたものだしなあ(だいたい大学に入ってテニスを始めたのだから)。

秋からは就職ガイダンスや適性適職検査、Web講習会(最近はWeb上から申込するケースが多いので)などサポートが予定されているようだ。まあ本選は年明けだろうが、それまでは充実した学生生活を送ってくれればそれでいい。しかし、3時間あまりキャンパスにいると疲れました、ハイ。

余談。えらそうに言ってきたが、携帯をマナーモードにしていなくて鳴らしたのは私でした。反省、ははは。
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