(葉月七日) コウノトリの変身  

郵政民営化法案に反対票を投じた参議院議員、鴻池祥肇氏が明日の総選挙で小泉自民党に民意が賛同すれば、特別国会で再提出される法案に賛成する旨を参議院自民党の青木会長に伝えたらしい。

参院自民党の郵政民営化に反対したグループのリーダー格の鴻池氏は、衆院選後に20人規模の「参院のあり方を考え、確立する」勉強会を立ち上げるとしていた。当然、この勉強会は、郵政民営化法案の再否決を狙う反小泉勢力の結集だと思われていた。ところが、鴻池氏は 「皆さん、勘違いされているが、これは政局とは全く次元の異なる話です。郵政民営化の是非を問う前に、われわれ参院は官邸の下請けでも衆院の下部組織でもない。三権分立、議院内閣制を冒とくされたままこれを見過ごせば、参院不要ということになってしまう。共通の危機感を持つ仲間が集まっただけです。」 そこには郵政民営化問題から議論をずらそうとする意思が感じられる。

隣の尼崎市出身で、以前の中選挙区制度では私の住む地域の代議士でもあった同氏だけに過去の総選挙では彼に投票したこともある。関西のTVのトーク番組でそれなりの発言をしていた鴻池氏だが、今回の行動には失望するばかりだ。次の選挙で自己の保身を図ったといわれても仕方のない行動である。あなた方の反対でこの総選挙は行なわれることになったはずだ。自分の信念で反対したのであれば、その信念を曲げることは政治家失格といわれても仕方ないだろう。小泉首相ではないが、ガリレオの如く、それでも民営化は問題があると、堂々と云えばいいのではないか。

しかし、この振る舞いでは彼が発信している「コウノトリが運ぶ国会通信」の名を「アホウドリが〜〜〜〜」に変えたほうがいいんじゃないか。

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