(葉月壱拾八日) 町の緑  

大阪は東京に比べて、極端に緑の少ない都市である。御堂筋の銀杏並木はきれいだが、そこがとても目立つように公園は少なく、街路樹も多くない。もともと大阪は商人の町だから、船場あたりのお店は狭く道路で荷造りすることが多かった。だから樹木を一本植えるとそれだけ店の邪魔になる。だから木を植えない習慣となったという。

2000年の歴史を持つ京都は、町には秩序が必要であり美観が大事であるという意識が強い。京都タワー、京都ホテル、そして京都駅ビルなど美観を変貌させる建物が建った時、京都は美観問題で大いに揺れた。しかし、僅か50キロ離れ淀川を南に下ると様子が一変する。ここでは全く市民意識とか都市意識というものがなく、ここがいやだという金持ちは芦屋などに逃げていき、大阪に残っているのは平気な人達だけである。こんな町は日本中探してもなかなか見当たらない。市民が大阪市役所のヤミ給与問題にあまり関心がないのは、このあたりが原因じゃないだろうか。
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