(長月壱拾七日) 楽天/TBS  

フジテレビとライブドアの争いに続いて、楽天がTBSに仕掛けた経営統合問題はTBSの甘さが目立つとはいえ、新しいメディアと既存のメディアの対立でもある。楽天の狙いは、新しいメディアの急速な拡大のために、既存のメディアがもっているライブラリーとコンテンツ制作力を取り込もうということなのだろうが、私なんかは、新しいコンテンツ制作集団と一緒になって新しいコンテンツを作り出す方が、もっと面白いものができるのでないかと思う。古い体制はなかなか変えにくし、変わるのに時間がかかるのではないだろうか。

それと基本的な問題だが、会社は誰のものかということだ。大まかに言えば、株主のものだ、オーナーのものだ、従業員のものだ、皆のものだというこの4つに分かれるだろう。アメリカでは株式会社は株主のものである。この考え方が、例の村上ファンドが一番具現化しているだろう。日本のオーナー社長は自分のものだと思っているが、一代目のオーナーはほとんど死に絶えてしまった。つまり、例外はあるが、雇われ社長の任期は短いがゆえに、日本の会社は従業員のものである。といえばあまりに乱暴かもしれないが、日本にはこの考え方が強く存在しているのではないか。

楽天の意図が成功した暁に、TBSの社員が日本の戦後のようにスッキリと新体制に移行できるか、あるいはイラクのように泥沼化になるか、見物させてもらうわ。
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