(長月壱拾八日 土用) 地久節  

地久節といってもピンとこないだろう。皇后誕生日のことである。恒例のように宮内記者会からの質問に文書でご回答され宮内庁から発表されている。質問は3つあったが、マスコミの報道は第三の質問である紀宮さまのご結婚の対しての思いを伝えているが、第一の質問は、「戦後60年の節目にあたる今年、両陛下は激戦地サイパンを慰霊訪問されました。今後、戦争の記憶とどのように向き合い、継承していきたいとお考えですか。」であった。

これに対してのご回答は宮内庁のHPに全文が掲載されているのでご参考されたい。その中で秋篠宮の長女眞子さまを同道して、満蒙開拓の引揚者が戦後那須の原野を開いて作った千振開拓地を訪れたときの情景を話されている。戦中戦後のことを少しでも触れてほしいとの思いだろうが、初期に入植した方々が、穏やかに遠い日々の経験を語って下さり、眞子さまがやや緊張して耳を傾けていたのが目に残っているという。声高に平和教育を刷り込んでいる現場の先生がた、平和の尊さを教えるということは、この「穏やかに遠い日々の経験」という含蓄のあることではないでしょうか。

また、靖国神社や千鳥ヶ淵の詣でる遺族の高齢化についても言及しておられる。戦争をより深く体験した年上の方々が次第に少なくなることにつれ、続く世代が戦争と平和について、さらに考えを深めるためにも、日本国を代表するものが靖国神社や千鳥ヶ淵に詣でることは当然だと私は思う。
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