(霜月壱拾六日) 映画→TV→IT  

映画の全盛期だった1950年代にTVという新しいメディアが出現した。当時の映画人はTVのことを「電気紙芝居」と揶揄して馬鹿にしていた。初期のTVの世界に身を投じた人は、映画や芝居で食べられなかった人達が中心だった。初期のTVは録画が出来なかったので全て生放送、すなわち編集が出来なかったので洗練されたものではなく、様々な失敗があったので緊張感があった。その完成度の低さを映画人は馬鹿にしたが、TVの人達は頑張ってTV全盛期に向かっていった。

いつの時代でも「新しいこと」が興る時、前の時代の人達は自分達が「本線」で「新しいこと」を「いかがわしい」と思うものだ。でも「新しいこと」に挑戦する人達が歯を食いしばって時代を切り開いていったのである。ところが、その「新しいこと」に挑戦した人達の後継者は必ず「古い人」になるのである。

ライブドアや楽天がTV局にこだわるのは、ソフトである「放送番組」だろうが、自分達で「新しいこと」「新しいもの」を作ったほうがいいのではないだろうか。「新しい」インターネットやブロードバンドの環境は、「新しい」コンテンツを作る人にチャンスを与えるはずである。作りたいテーマがあり、それを成し遂げる技量があれば、完成させて、見てもらい、聞いてもらう、そうした環境が出来たことがインターネットの意義ではないだろうか。

今のままでは、三木谷や堀江の後継者が「古い人」になるのではなく、「新しいこと」に挑戦している本人達が「古い人」になってしまうというのが、彼らの言うドッグ・イヤーのような気がしてならない。
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(霜月壱拾五日 望) 送別会  

年末の忙しい時期なのに人事異動がなされ、事務課長が四国に異動となった。この課長も支店長となかなかソリがあわず愚痴をこぼしていたので、今回の異動は本人にとっても喜ばしいことだろう。来週は転勤地で引き継ぎとのことで、ゆっくり出来るのは今日ぐらいということで、有志で簡単な送別会をすることにした。

とはいえ、年末の週末金曜日は忘年会のピーク。なかなか10人が集まる場所をこの時間から予約するのは難しい。灯台もと暗しで、隣のビルに入っている居酒屋の一次会がはねるのを待って、9時前から三々五々集合。

若かりし頃、高松で仕事をしたことがあり、土地鑑もあるのでさほど困らないというし、何にも増して通勤時間が半分以下になるということを喜んでいた。今の住まいが神戸の長田ゆえ、高松とは明石海峡、淡路島と高速でいけば二時間あまりだ。単身赴任とはいえ、さほど困ることもないかもしれない。時間の遅い証券会社で事務の仕事は多い。人は増えないが事務量は増えるばかりで、また内部管理責任の重要度も大きくなるばかりだが、心機一転新たな場所でのご活躍を祈るばかりである。

次はオレかな、ははは。
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(霜月壱拾四日) 仰木死す  

かねてより闘病中であった仰木前オリックス監督が先程亡くなったとTVが報じている。突然の訃報で80年代から90年代にかけてのパリーグの最大の功労者の姿が走馬灯のように思い出される。88年の川崎球場の「10.19」のダブルヘッダーは阿波野が高沢に同点本塁打を打たれ、悲願の優勝はならなかったが、翌年は見事優勝を成し遂げた。しかし、日本シリーズは3連勝したが、あの加藤の暴言で読売ナインを発奮させ、その後の4連敗で西本監督以来の悲願の日本一はならなかった。

しかし、独特の投法だった至宝、野茂を育て、オリックス時代には無名の鈴木一朗をICHROとして売り出し、7年連続首位打者という金字塔の基礎をつくった。その間に起こった阪神大震災の95年には「がんばろうKOBE」でパリーグ制覇を成し遂げ、その年は野村ヤクルトに苦杯したが、翌年読売を圧倒し、近鉄時代に出来なかった日本一の栄冠に輝いた。その後は解説者として悠悠自適だったが、昨年の近鉄・オリックスの合併ではその初代監督にふさわしく就任したが、往年の精悍さは影を潜め、70歳の年齢を感じさせた。

むかし、久米宏がNSをやっていた時、パートナーの小宮悦子を番組中に口説いていたという逸話や、私が東京にいたときはよく銀座で見かけたものだったように、結構お盛んであったようだ。高倉健と同窓の福岡、東筑高校出身で、甘いマスクは西鉄時代から女性にもてもてだった。しかし、パリーグ一筋で昨年野球殿堂入りも果たし、大阪のホテルでおこなわれた祝賀パーティーでは、野茂やイチローもアメリカから駆けつけていた。思えば、あれが生前葬だったのかもしれない。
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(霜月壱拾参日) 久しぶり  

旧知の友人Sさんと北新地で食事&飲み。相変わらずダンディS氏は女の子にもてて羨ましい限り、ははは。こちらはボケとツッコミという漫才コンビのように立ち回るだけである。しかし、一年前、二年前の北新地と比べると隔世の感がある。そのころは人よりもタクシーだけが目立ち、閑古鳥が鳴いていたのに景気好転の影響は大きい。

しかし、あまり来ないせいか、新しいビルが乱立して自分がどこにいるのか分からなくなりそうである。道行く人の懐も暖かそうで、やっぱり株高のせいかと思ってしまうのは、職業病だろうか。でもカネが回るということはいいことで、タンスに中においていても何の乗数効果もないしね。

でも最初に行った「愛のおばんざい」はいい店だ。清水愛子というおばちゃんがやっているが、料理の味がなんともいえません。この店はお勧めです。
北区堂島1-3-29日宝レジャービル(06-6345-5546)カウンターだけの店だけに8人座れば満席というのが難点といえば難点か。
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(霜月壱拾弐日) 検査  

今日は尿管結石の検査。相変わらず膀胱手前の狭い管の所で、鉄アレイ状態の形状がレントゲン写真にくっきりと映っている。変わっていませんなあ、と担当医もさじを投げたようで、年明けに夏におこなった破砕手術を再度することになった。予定では6,7日の一泊二日。しかし、狭い尿管部だけに石が飛ぶ余地は少ない。失敗する可能性が大きいが、多少刺激を与えて早く体外に放出させる作戦である。

今のところ痛みはないが、レーザーで破砕をすると人体を傷めることは間違いないので、石が動き出した時の激痛を考えると、ぞっとするのだが、これも仕方がない。なんとかいい結果が出てほしいものである。

そんなあまり気分の良くない日に限って、上司とドンパチする羽目になる。まあ、人間正しいことを言われると怒るものだが(この場合私じゃなくて相手ですが、先方は反対と思っているでしょう)今日の言い草には呆れてものもいえない。人間こうも自己中心的になれるかと呆れるばかり。先日飛ばしてやろうかといわれたが、早く別れたい上司であることは言うまでもない。
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(霜月壱拾壱日) 反社会性人格障害  

先週末、世間を驚かせたのは京都の塾講師による小六女児殺人事件だった。数日たち次第に明らかになったのは、犯人の反社会性人格障害、つまり典型的な「きちがい」であるということだ。決していわゆる心神喪失がらみの事件ではない。18歳未満であれば、行為障害とよばれている。あの神戸の酒鬼薔薇少年や、長崎バスジャック殺人の少年がそれである。

こうした犯罪人格の人間を放置しておいた監督責任は問われるものだが、こういう者に対して、危険なシグナルが全く出ないことはない。現実に苦情が何度も寄せられており、トラブルも起こっていた。殺された少女の母親も五度にわたって、塾側に相談を持ちかけていたようだ。しかも犯罪歴を隠していたようだが、これは奈良で起こった誘拐殺人事件の新聞販売店員も前科を隠していたように、採用側の責任というものが問われるということだ。しかし、塾側に過失があっても、犯人に情状の余地は全くなく、全面的に犯人が悪いのはいうまでもない。

しかし、世間の親に一言申し上げたい。親が忙しがって勉強を塾に丸投げするのは愚かなことではないか。五度も相談に行って、同じ塾に通わせるというのは犠牲者の親御さんにはきついだろうが、なぜかという疑問が湧く。そして、なぜ公務員の父親がきちんと対応しなかったのかと非常に残念に思う。
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(霜月壱拾日) ボーナスサンデー  

先週末に公務員にボーナスが支給されたように各企業のボーナス支給が続いているようで、今日訪れた難波の高島屋大阪店も人で溢れていた。最近はベンチを多く置いているようですが、座っているのは若者が多く、年配の方は忙しく買い物をされているようでした。

日曜日にデパートに来たのは何年ぶりかなあ。普段は空いている平日しか利用したことないが、本当に景気は回復しているようで、まっすぐ歩くのも難しい。愚息が大学三年生でそろそろリクルートシーズンということで、体型が親と全く違って痩せ型で、なかなか既製服があわないこともあって、イージーオーダーを作りに来たということです。といっても年末のバーゲン目的で、それがこの水曜日に始まるとのことで、今日はサイズ取りということになった。しかし、ウエストサイズとか全く羨ましいかぎりだ。まあ、私も愚息の頃には50キロ台でしたから、あまり変わらないか。

ついでにワイシャツもオーダーで作ってやって、これで就職が決まらなければ、投資失敗ということかな。愚息は難波は初めてということで、慣れないデパートめぐりでウロウロしていたが、親のありがたみを少しでも感じてくれれば、それでいいのですが。

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