(霜月九日) 喪中につき  

そろそろ年賀状の準備の季節がやってくるが、この歳になってくると「喪中につき・・・」という葉書がよく来るようになる。ほとんどが父母のご不幸なのだが、今日頂いた喪中葉書には胸が詰まる思いだった。

私が三度目の外資系金融会社に入ったときの大阪の責任者で、自転車レースにも出場されていたKさんはスポーツ一家で、息子さん二人はラガーマンとして活躍していた。奥様はあまり体調が良くないときいていたが、まさか癌だったとは。48歳、あまりにも早すぎます。来年50歳を迎える私にとっても健康のありがたさをしみじみ考えさせられる年末である。
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(霜月八日) 誤発注  

昨日のみずほ証券による誤発注事件は予想以上に波紋を広げており、訪問する先々で質問の嵐だった。しかし、メディアの報道の仕方が悪いのか、「1円」で買えて、それが「77万円」になったと勘違いしている人が多いのには参った。報道では61万株を「1円」でというところが強調されたされたせいだろうが、もうも簡単に誤解されているとは思わなかった。まあ、あまり株が身近でない人はそのように理解するのかなあ。

後始末が大変なのは云うまでもないが、発行済株数の10倍近い株数をうっているのだから、株券の受け渡しは不可能。したがって、ここは頭を下げてカネで解決せざるをえない。クリアリング機構が決済価格を決めることになるのだろう。しかし、ミスを起こした証券会社が悪いのはいうまでもないが、東証が被害面しているのは腹が立つ。存在する以上の株数の一括注文は、誰がどう見てもありえないのに、発行済株数を上回る注文を受け付けてしまうという欠陥を放置していたという責任を全く感じていないようだ。そもそも今のPC作業で頻繁に出てくるウォーニングサインをいちいち全て完璧にチェックしてクリックしている人がいるだろうか。つい先日システムダウンを起こした会社だけに、システム処理に関して常に危機感を持っていたわけではないということだろう。
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(霜月七日 上弦) 更科  

冬の空の上弦の月は本当に美しい。澄んだ空気もいいが、毎日寒いですなあ。こんな日は鍋に限るが、今日は北浜の更科へ「かも鍋」を食べに行く。会社の同僚と今日のセミナーの打ち上げと称しての慰労会ということだ。いつもは昼しか食べにこないのだが、前から一度は食べたかった「かも鍋」だが、想像以上に美味しいものだった。青森産の合鴨はしゃぶしゃぶで食べるとこれがまた格別。美味いダシのきいた御汁で野菜もいけて、満足満足。最後はそばで締めて満腹でございます。(おいおい、ダイエットはどうなったの?)

しかし、みずほ証券の例のトラブル。他人事ではないだけに気になる。まるく収まるということは難しいだろうが、ヒューマンエラーの落とし穴は怖いものである。今日は徹夜の人もいるだろうが、後始末が大変というのはどこも一緒である。
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(霜月六日 大雪) 中崎町  

大阪は梅田、難波と二大繁華街があり、その間に心斎橋と洒落た地域があって、この御堂筋沿い以外はマイナーなところが多い。今日紹介する中崎町もその一つである。地下鉄谷町線で東梅田の隣駅というのに、地上に上がれば向うに見える梅田のネオンが嘘のような静かな空気が漂っている。ちょうど天神橋筋5丁目、通称天五の商店街の西のはずれが中崎町であり、東端が天神橋筋で、ここは天満と天六の間で、多少はお店も多いところである。午後7時過ぎというが、天五商店街はシャッター通りと化して寂しいかぎりである。

この夏までお店があった「さなえ」。女将さんの体調不良で閉店となったが、旦那が商店街のほぼ真ん中で営業しているのが「きっちんアトリエ」というスナック。「さなえ」がなくなったので、旦那に教えてもらったのが、少しに西にある寿司の「長谷川」。私に瓜二つの大将が、中央卸売市場のお店から独立した店だが、その良心的なプライスと鮮度のいいネタでとても気に入っている店である。何を頼むというのではなく、「おまかせ」。私の大好物のゲソをとりあえず出してくれるところが憎いねぇ。あと、お造りに何気なくタイラギを添えていれば、これがまた絶品なのだ。寿司屋といいながらネタのいい焼き物も用意してくれるし、さすがに市場出身ということでしょうか。初めて誘った人も満足いただけたようです。え?誰って、それは秘密!ははは。
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(霜月五日) 立ちくらみ  

日本株が予想外の上昇をしているからではなく、月曜日から上司との複雑な人間関係からでもなく、単なる体調不良からだろうが、(もしかしてダイエットを再開したためでもあるまいが)立ち上がると頭がふらふらすることが多い一日だった。数週間前にも車を運転していた時に、頭に血が上ってくるのが分かったときもあった。50歳を前にして身体が危険信号を発しているのかもしれない。所詮は自分の身体は自分で守らなければならないということだろう。

広島の小一女児の殺害事件に続いて、栃木でのあまりにも残酷な同じ小一女児の殺害など子供を取り巻く環境は悪化の一途を辿っている。と一般には云われるが、日本はいつからこんなに治安が悪くなったかと嘆くよりも実態を把握している人はどれだけいるだろうか。戦前には子供の人身売買や虐待は日常茶飯事だった。(おしんを見れば分かることだ、あれは少し脚色しており、実際はどうだったか想像されたし)戦後も子供は一年間に300人ぐらい殺されていた。今は40人ぐらいである。確かに外国人犯罪と強盗は増加しているが、来日外国人の増加を考えれば統計学的も当り前のことだし、「ひったくり」を窃盗から強盗に分類替えしたためでもある。広島や栃木の事件で大人が子供を守らなければならないと、知ったかぶりするコメンテーターが多いが、部活などでセクハラを出しているケースではその大人が加害者になっているのだから、保護者から変質者が出ないとはいえないのである。

環境などのせいにせず、自分の子に対しては、こうした事件が身近で実際に今後も起きうることを充分に知らしめ、何より自分の力で危険を察知でき、回避する力量をつけてゆく、それを後押しするしかないのだ。もとより、詐欺犯と強盗殺人犯を同じプログラムで矯正できるとするアホな思想を一掃することが必要ではある。
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(霜月四日 八専終) 情報の共有化  

週初から気分が悪い悪い。上司の仕事のやり方があまりにお粗末なので、投げやりに受け答えしていたら、いきなり飛ばしてやるとのたまわれた。なんという低脳な親父だ。SVOCをはっきりさせない言動など、時間の無駄で小学生の論理よりもひどい。あまりに情けなく、これで支店○が勤まるのだから、ほんといい加減な会社で、辟易するばかり。あほみたいな上昇相場にうつつを抜かせて、現状分析が出来ないリーダーの結末を考えるだけでも、吐き気を催す。

別に好きでやっているわけではないが、効率的な時間管理をはかるためにも情報の共有化は最低のツールである。一目でわかるデータこそ仕事をはかどらせる最大のパワーとなりうる。同じ仕事をしているものが勝手に行動すれば、何も前に進まない。

そもそも朝の会議からして意味がない。管理職だけの会議が予備会議となり、そこで決定されたものをまた全体会議で繰り返す愚行が繰り広げられている。大きな組織であればその必要性もあるかもしれないが、30人ぐらいの組織であれば立ち話ですむことの方が多いはずである。

ITの時代というのは共有のプラットホームで最適最短の解を求めようとする流れである。朝からダラダラした話なんかせずに、全員立って会議をすれば5分で終わる話である。時間がもったいないという意識のない組織ほどくだらないものはない。バブル崩壊を経て日本企業が変わったというが、上に立つ者が変わっていないのでは何の意味もない。プロジェクトに対する試行錯誤はいいが、修正に時間をかける先送りは全く変わっていない。相場環境だけでもっている会社の将来は見えない。
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(霜月参日) 冬の稲妻  

朝から冷たい雨が降り続き、六甲の山並みには雪もちらついているのではないだろうか。こんな天気なので一日ぼんやりと過ごしていたら、夕方窓の向うが突然光る!そして大轟音!近くに落雷があったようだ。そして何回も空が光る。ドカンドカンと元気よく冬の稲妻が走っている。日曜の夕方とあって、ニュースでは隣の尼崎で変電所に落雷があったようで、JRの信号が止まってダイヤが乱れて大変なことになっているようだ。

冬の稲妻といえば、アリスか。結構私のカラオケの定番でもありますが、最近はそうしたカラオケも機会が少なくなったなあ。大学時代だから30年近く前か。あの頃の谷村新司と似ているのはその髪だけかもしれない。昔はこれでも結構ふさふさしていたけど、証券という仕事のストレスには髪は弱かった。シャンプーをするたび、手に絡みつく毛や起きた時に枕についた毛を見るたびに、やばいなと思っていたが、敗戦までは意外に早かった。30過ぎには頭頂部は無残な姿になっていて、バーコード状態になっていた。

整髪するのが面倒になって、散髪屋でいっそのこと坊主頭にしたのが、40手前だっただろうか、それから10年、いつのまにかトレードマークになり、少しでも伸びてくると気持ち悪くなってくるようになった。しかし、夏は夏で、吹き出る汗を防ぐものもなく、襟が汚れるのを気にし、冬は寒風で防ぐものもなく、寒さもひとしおということもあるが、面倒でないのが一番である。明日は今年一番の寒さという。駅までは毛糸の帽子でもつけていこうか。

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