(霜月五日) 立ちくらみ  

日本株が予想外の上昇をしているからではなく、月曜日から上司との複雑な人間関係からでもなく、単なる体調不良からだろうが、(もしかしてダイエットを再開したためでもあるまいが)立ち上がると頭がふらふらすることが多い一日だった。数週間前にも車を運転していた時に、頭に血が上ってくるのが分かったときもあった。50歳を前にして身体が危険信号を発しているのかもしれない。所詮は自分の身体は自分で守らなければならないということだろう。

広島の小一女児の殺害事件に続いて、栃木でのあまりにも残酷な同じ小一女児の殺害など子供を取り巻く環境は悪化の一途を辿っている。と一般には云われるが、日本はいつからこんなに治安が悪くなったかと嘆くよりも実態を把握している人はどれだけいるだろうか。戦前には子供の人身売買や虐待は日常茶飯事だった。(おしんを見れば分かることだ、あれは少し脚色しており、実際はどうだったか想像されたし)戦後も子供は一年間に300人ぐらい殺されていた。今は40人ぐらいである。確かに外国人犯罪と強盗は増加しているが、来日外国人の増加を考えれば統計学的も当り前のことだし、「ひったくり」を窃盗から強盗に分類替えしたためでもある。広島や栃木の事件で大人が子供を守らなければならないと、知ったかぶりするコメンテーターが多いが、部活などでセクハラを出しているケースではその大人が加害者になっているのだから、保護者から変質者が出ないとはいえないのである。

環境などのせいにせず、自分の子に対しては、こうした事件が身近で実際に今後も起きうることを充分に知らしめ、何より自分の力で危険を察知でき、回避する力量をつけてゆく、それを後押しするしかないのだ。もとより、詐欺犯と強盗殺人犯を同じプログラムで矯正できるとするアホな思想を一掃することが必要ではある。
0




AutoPage最新お知らせ