(霜月壱拾壱日) 反社会性人格障害  

先週末、世間を驚かせたのは京都の塾講師による小六女児殺人事件だった。数日たち次第に明らかになったのは、犯人の反社会性人格障害、つまり典型的な「きちがい」であるということだ。決していわゆる心神喪失がらみの事件ではない。18歳未満であれば、行為障害とよばれている。あの神戸の酒鬼薔薇少年や、長崎バスジャック殺人の少年がそれである。

こうした犯罪人格の人間を放置しておいた監督責任は問われるものだが、こういう者に対して、危険なシグナルが全く出ないことはない。現実に苦情が何度も寄せられており、トラブルも起こっていた。殺された少女の母親も五度にわたって、塾側に相談を持ちかけていたようだ。しかも犯罪歴を隠していたようだが、これは奈良で起こった誘拐殺人事件の新聞販売店員も前科を隠していたように、採用側の責任というものが問われるということだ。しかし、塾側に過失があっても、犯人に情状の余地は全くなく、全面的に犯人が悪いのはいうまでもない。

しかし、世間の親に一言申し上げたい。親が忙しがって勉強を塾に丸投げするのは愚かなことではないか。五度も相談に行って、同じ塾に通わせるというのは犠牲者の親御さんにはきついだろうが、なぜかという疑問が湧く。そして、なぜ公務員の父親がきちんと対応しなかったのかと非常に残念に思う。
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