(師走壱拾壱日) 十日戎  

関西で正月に続くのは当然「えべっさん」。私の住んでいる西宮では全国のえびす神社の総本社のその名も西宮神社が3日間で100万人を集めるが、大阪では今宮えびすがマスコミでお馴染みの福娘などで派手に人を集めている。そのため、今宮界隈というか、なんば界隈は大渋滞となるのである。これは参道の一部が通行止めになるためである。ちなみに、例の阪神優勝の時、いつも絵になる道頓堀の戎橋、別名引っかけ橋はこの今宮戎神社への参道にあたるのでこの名がある。

昨日の宵宮、今日の本えびす、明日の残り福とこの3日間笹を持った商売人で大阪は溢れかえる。実際の今宮戎神社はとっても狭く、普段の様子を知ると皆驚いてしまう。「商売繁盛で笹持って来い」という掛け声も景気がやや好転しはじめたのだろうか、昨年よりは元気よく聞こえる。やはり、景気は気からか。しかし、私は明日は東京出張で、いつも残り福を楽しみに参拝していたが、今年はその残り福もないようである。
0

(師走壱拾日 成人の日) セミナー  

もう10年近くになるのではないかと思うが、当時のSさんはエリートファンドマネジャーだった。独立系でその世界では一目置かれる存在であった。私みたいなしがない証券営業マンが会えることはなかったのだが、あるサイトのオフ会で初めてお会いした。その時の印象と全く変わらないのは彼自身の現在の仕事への取り組み方を物語るものだろうし、その高い探究心が素因になっているのではないだろうか。

大阪駅の北側に威容をほこる梅田スカイビルはある住宅メーカーの本社があるが、その下駄のような構造物においては三連休ということもあってか、名物の空中庭園見物客も多いようだ。そのビルの会議室でおこなわれたSさんの会社のセミナーは出席者が50名程度の少人数で始まった。実はこのセミナー、有料で全員がその会員になっているメンバーである。ネット社会ではならのビジネスモデルだが、自分のやりたい仕事で会社を設立して順調に稼いでいるSさんを羨ましく思うが、それもその人間のもって生まれた才能の賜物である。

3時間あまりの講演であったが、投資方針は変わることなく、改めてSさんの知識の豊富さに感嘆するばかり、やはり投資のプロである。始まる前にちょっと挨拶したが、所詮は出席者の一人だし、終わってからも用事があったので、ゆっくり話も出来なかったのが残念だった。
0

(師走九日) 初詣  

三連休とはいえ、昨日が退院だっただけに気分は土曜日だ。朝方は愚妻からの電話で起こされ時計を見れば9時だった。実姉からの荷物があると昨日連絡があったが、この連休は西日本も寒いが雪で交通機関が支障をきたすという報道もないようで、予定通り午前中に届いた。なかには愚息へのお年玉もあって、電話でお礼をしておくように言い渡す。結構要領のいい奴なので機嫌を取るのは上手い。この辺は親を反面教師にしているせいだろうか。

久しぶりに家事をするが、しばらく掃除をしていないと埃が結構溜まっている。人間の心も掃除をしないと埃がたまるのと一緒か。そんな埃をスッキリするには初詣に限る。このあたりの初詣とならば廣田神社である。快晴の空とはいえ寒気は衰えることなく、運動不足解消のため自転車で正月飾りをカゴに入れて参拝に向かう。三連休とはいえ、まだ八日ということで初詣の人も結構多く、お宮参りの家族連れもいる。記念写真を撮るには絶好の日和である。神前で拍手を打って、今年の家内安全と私のささやかな希望がかなえられることを念じながら手を合わせた。廣田神社の祭神は天照大神荒魂。勝運守という御守をいつもの如く求めるが、二年前の阪神が18年ぶりに優勝した際にはこの御守あっという間に売り切れて、この時期に来た時はなかったのだが、今年は日本シリーズの4連敗がきいたのか、それとも星野と岡田の人気の差だろうか、神社の思惑とは逆に結構在庫豊富といったところだ。(この神社、阪神が優勝祈願に訪れるところです。)

初詣も済ませ、帰り支度をしていたところ、家族連れから写真を撮ってほしいと頼まれる。そこには親子4人の楽しげな顔が並んでいた。社殿をバックに年の初めの記念写真か。私の家庭ではもう何年もしていないなあ。
0

(師走八日 上弦 七草) 退院  

昨日のあまりにも早い就寝で未明の2時に目が覚める。なかなか寝付かれないので持参した本をバックから取り出して読むことにする。まずは読みかけの「新リア王」(下)、それが読み終わると「サービスを超える瞬間」。これはリッツ・カールトンの高野登日本支社長が書いた、ちょっと出来すぎかなと思うし自慢話も多いのだが、入院している身にとって「ホスピタリティー」という言葉に頷くことが多い。所詮は病院もサービス業である。おもてなしの精神はこの病院にはないのだろうか。確かに病院の人間としては普通なのでしょうが、なにか欠けているんですよ。ここは。大勢の人が来る大病院とリッチな5%をターゲットにしているホテルとは違うといわれればそれまでだが、なにか釈然としない。

朝食はパンでしたが、広島の病院ですと朝はご飯がいいですか、パンにしますかと必ず聞かれたことを思い出す。広島は県立病院、ここは民間であるが、その辺のサービスは官の方がいいというのが私の実感である。頑張っている公務員も多いということでしょうか。昼食を食べて精算をして退院ということになったのですが、ここで一悶着。請求金額に疑問があったので改めて尋ねると、しばらくして減額して再請求されることになったが、私が言わなければそのまま請求し高額支払いになったのである。こんないい加減な病院、ぼちぼち変えたほうがいいような気がする。
0

(師走七日) 入院手術  

7月に腎臓結石の破砕手術をおこなったが、結果は割れ具合が悪く、今度は尿管結石になって膀胱手前で詰まった状態になったので、再度衝撃波によるは再手術を受けることになった。10時に入院手続きを済ませ病棟に向かったが、二度目の入院でもあり病室も前の時の隣ということで、病棟の説明もそこそこにパジャマに着替えて午後の手術に備える。

その前に点滴注射を受けたのだが、ここの看護士は相変わらず下手くそで二度もブスブスと針をさして失敗したので、ちょっと後にしてくださいと頼む。私は皮下脂肪が厚いので点滴の針は手の甲にすることにしているのだが、そんなこちらの言い分も全く聞かないでチャレンジするのだけは止めてほしい。そこで蒸しタオルを頼む。これで手の甲を暖めて血管を浮き出させて看護士を呼ぶ。今度はOK。こんなことぐらい患者にさせるなよなあ。衝撃波はエコーを見ながら操作するので邪魔になる腸の動きを抑えるために浣腸もおこなう。しかし、これだけはいくつになっても恥ずかしいものですなあ。(あとでもっと恥ずかしいこともあるのですが)抗生物質の点滴もして手術に備えるというが、その手術の説明を医師から受けていないのですがというと、困った顔をしてナースステーションに帰っていったが、これって拙いじゃないですか。同意書無しの手術って今時ありえませんよ。私としては、昨年手術したソケイヘルニアの患部に大きく貼ってあるメッシュに対して、何か欠損させる可能性があるのかないのかという一点にかかっていた。そのリスクはほとんどないとのことで何とか安心して手術を受けることにする。

前回は腎臓結石だったので背中から衝撃波を受けたのだが、今回の尿管結石の場合はうつ伏せで前から受けるとの事。さらに膀胱に水を張った状態にして、石の位置をはっきりさせるとのこと。したがってアレに管を通すという。この処置が痛いの何の、たまったものではありません。もう悶絶状態。手術の前にはや疲れた疲れた。

地下の破砕室に入って全裸になって、さて開始。しかし、なかなか石の位置が定まらないようです。エコーでもよく分からないようで技師もガスがかかっているようでという。おいおい、またまた皮下脂肪のせいにするの。そんなの手術の前に確認する話じゃないの。まったくもう〜。普通は2000発ぐらいで終了なのだが、私には2800発。挙句の果てに機械の調子も悪くなってしまう始末。当然ここで中止になったのですが、レントゲンを撮ってみると手術前と全く変わりなし。ある程度予想はしたもののあまりの結果に愕然とする。もう少し医療技術が高くてもいいじゃないの。夜は疲れて7時に就寝する。管を無理やり突っ込んだアソコが痛くてたまらない。
0

(師走六日 小寒) 挨拶回り  

ほとんどの企業は今日から仕事始めではないだろうか。(金融関係は別でしょうが)大阪市内は挨拶回りの車で渋滞が激しく、昼から赤ら顔の人も多く見られた。まあ松の内でしょうし、ごたごた云うのは今日はやめておきましょうかといいたいところだが、街には冬休みの子供を連れた家族が目立ち、親子揃ってゲームセンターというのもどうなんでしょうかねえ。もちろん多少なりとも賭けないと勝負事は面白くないし、実際勝ちつつある状態ほど愉快な事はない。しかし、何もかも勝負していては、つまらない人生を過ごすだけである。不用意に勝負をすれば怪我をするし、勝負する時はとことん愉しんでやりたいものである。

道路の混雑を聞くにつけ、電話で新年の挨拶を済ませていく。まあ、先方もそのほうが楽だろうし、年末に挨拶したので数日後にまた野暮な顔を見せてもねえ。

手抜きになったのは明日の手術を控えているせいでもないのだが、またあのレーザーで結石破砕手術をするのかと思うとなかなか仕事も手につかない。昨年夏に腎臓結石破砕手術は割れたには違いないが、結局3個になって体内に残ったままになっている。膀胱の手前の尿管に詰まった状態が一ヶ月強続いているので、ショック療法も兼ねてレーザーを当てるわけである。しかし、石に照射するといっても周辺の器官にもダメージを与えるので、明日午後の手術の後は血尿が続くことになるだろう。さらに腎臓部と違って尿管では石が割れて飛ぶ空間が縦方向しかないので割れにくいという致命的な欠陥もあるので成功する可能性は半分もないのが実情である。これで多少石が動くと激痛が走ることになるわけで、その後の三連休というのは多少なりとも助かるのだが、色々予定が入ってなかなかゆっくり休めるという状況にはなりそうにない。

というわけで明日は入院手術で、土曜の夜に更新予定です。
0

(師走五日) 大発会  

2006年の株式市場は米国市場の上昇もあって昨年来高値を更新し、新春相場に相応しい幕開けと夜のTV各局は報じている。デフレ脱却への期待感といわれるが、名目金利―物価指数=実質金利でもわかるように、名目金利が意図的に上昇を抑えられれば実質金利は昨年よりもマイナス度合いが大きくなる。さらなる金融緩和が続くわけである。過剰流動性相場に円安効果で収益改善の企業業績がこの相場を支えているというわけだ。40%の上昇ということは同程度のROEに対する期待感でもあるが、それが達成できるだろうと自信を持って言える人はどのくらいいるだろうか。

株高円安で金融業界の危機感は引き潮の如しである。三菱東京UFJの誕生も特に話題になることもなく、金融危機は完全に払拭したとの見方もあるようだ。しかし、政府の日銀への圧力に対抗するかのような金融機関の不動産融資への査定強化という報道は日銀のリークとも受け取られる。それだけバブルへの危機感が強い日銀の姿勢なのだろうが、しかし、バブルというのは弾けた後で気付くものである。その最中に入れば冷静な判断はなかなか取れるものではない。異端者の投資判断というのはなかなか難しいのはいつの時代も同じである。
0




AutoPage最新お知らせ