(師走廿日) 矢沢永吉  

新聞のスクラップをしていたら、元旦の記事に矢沢永吉が特集されていた。「リッチになりたい」「サクセスしたい」「いい車に乗りたい」とぎらぎらして活躍したのは凡そ30年前だっただろうか。独立する前の「キャロル」を見て興奮した自分の姿を覚えているのだから、当時の私に与えた影響は大きかった。

その矢沢がバブルの頃、オーストラリアの投資で詐欺事件の被害にあって35億円の借金を負った。それを完済したのが2年前。

〜それまで「リッチになりたい」「サクセスしたい」「いい車に乗りたい」と思っていたが、人は一日三回しかご飯食べれないんだ、大金持ちでもそうじゃなくても。酒を飲めば銀座でもどこでも酔うんだとわかった。そりゃ家一軒はあった方がいい、子供を大学にいかせるくらいの余裕はほしい。でも必要なのはこれくらい。それ以上のカネはカンフォタブルじゃない。マネーゲームでぼんぼん稼いでいるヤツに「お前、本当にハッピーなの」と聞きたいよ。〜

そんな「お前、本当にハッピーなの」という一人の堀江貴文に家宅捜索が入った。この国では家宅捜索を受けるとマスコミは当局の発表を垂れ流すだけだから、証券取引法違反といえども実刑判決はまずは下りないのに、「見せしめ」として糾弾され続けるはずである。
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