(睦月壱拾壱日) 釜飯  

水曜日は基本的に早帰り日というのはいかにも金融関係の会社らしい。最後に施錠しなければならないという支店の管理者が帰れないのでという本当の理由はさておき、久しぶりに6時台に会社を出る。すると出口に同僚が待っていて、「時間あります?」まあたまには付き合わなければならないという曖昧な理由をこじつけて、後をついていく。なぜかお洒落な「なんばパークス」に向かうようだ。大阪ミナミにはあまりそぐわないこのビルだが、中に入っている店も大阪らしい店はまったくなく、まるでプチ六本木のような雰囲気である。だらだらとエスカレーターを6階まで駆け上がると目的の店にようやく着いた。

同僚によると先日来てとってもおいしかったのでという。それがお釜で炊いたご飯である。しかし、いまどき釜で炊いたご飯を食することはほとんどないことだし、彼女にとっては新鮮だったのかもしれない。小さな座敷でちょっと狭く感じたのは、この店の客がほとんどが女性なので、男性客ばかりという場合をあまり考慮にしていないということかもしれない。実際、奥に二つある部屋の前は女性のブーツであふれていた。

ところで肝心の料理であるが、いきなりご飯とはいかないので、何品か頼んでみたが、女性好みの薄味で上品な盛り付けでそれなりだったが、なにせ大阪ミナミの店であるので、そう高くも設定できないのでやや中途半端か。場所代がある程度気になる建物の店なのでこの辺は仕方がないところか。あ、ご飯ですが確かに釜炊きですから美味しいのですが、それよりも米の素材が変わればこのくらいのご飯はいつでも食べられるものである。せっかく誘ってくれた同僚のためにはそういう本音は言っていませんが、ははは。
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