(弥生参日 旧雛祭) 期末  

平成17年度も今日で終わりだ。3月決算の私が勤める会社も来週からの新年度に向かって新組織となるための説明会議がおこなわれた。とはいってもほとんどが横文字の名前が変わるだけだ、ははは。しかし、最近証券会社の組織ってカタカナの肩書きが多いですなあ。

それが終わって書類の不備と確認書の回収に市内を走る。なにせ明日から私は九連休なのだ。連続休暇を取っていなかったので来週の手術にあわせて期初からいきなりの休暇というのもどうかと思ったが、やはり尿管結石が次第に痛みを感じるときが多くなり、これ以上放置しておけばヤバイということでこの時期になったわけ。

何せ十何年ぶりの復配ということで来期の目標のレベルは高い。それだけに期初の長期休暇のハンディは大きいが、如何せん健康あってのこの商売、まずは身体を直すことでリフレッシュしたい。
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(弥生弐日) 尊厳死  

富山の市民病院で外科部長が延命治療中止の判断をしたことが問題になっている。安楽死肯定派は現実に身内で末期がん患者に接して、その悲惨さが目に浮かぶだけに感情的に認める場合が多い。私も叔父が癌になったときの末期は見ていられなかった。モルモットではないと医者に詰め寄ったこともある。しかし、そうした個人的な思いを横においてこの問題の本質を考えたい。

人は他人を殺すという権利はもてない。自殺というのは権利としてはあるかもしれない。そもそも「権利」とは個人が「する」か「しない」かを決められる正当性のことである。これに対して義務という概念には選択肢がない。これが権利と義務の決定的な相違である。最近はこの概念を混乱させる発言が多く目立っているのは嘆かわしいことである。

オランダでは本人の意思表示に基づく安楽死を合法化したのは、この自殺する権利を認めたものである。患者本人の意思で致死量の薬を投与されて合法的に「積極的安楽死」が複数の医師によっておこなわれる。日本でも延命治療を中止する消極的安楽死は、本人または家族の意思があれば認められるというのが通例だろう。

しかし、富山の場合では家族の意思があやふやで主治医の独断で決められていたようだ。消極的安楽死といいながら、本人の意思を前提としないのだからより積極的な行為でもある。自殺する物理的能力を失った人に対して、他人が代理でその権利をおこなうことを認めれば、医師や家族が患者を「殺せる」ことになる。やはり本人の意思が確認できなければ「殺人」という原点に立ち返る必要があるのではないか。
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(弥生壱日 朔) コメ先物  

農林水産省は東京穀物商品取引所と関西商品取引所が申請していたコメ先物上場を認可しないと発表した。またも日本は世界標準から逸脱してしまった。生産者に配慮した決定とのコメントがマスコミで流されているが、主食を投機家に荒らされたくないという錦の御旗を反対者は掲げるが、頭がおかしいのではないか。
    
先物取引の機能は二つある。一つは価格変動のヘッジ機能であり、もう一つは商品価格の調整機能である。云うまでもなくヘッジ機能は将来の価格変動による損失に保険をかけることであり、調整機能とは公開の市場で多数の参加者が競り合うことで価格が決定されるので、その時点での理論上フェアな価格が決定されることである。

そもそも現在の世界の先物市場は日本の江戸時代に大坂堂島にあった米相場会所を範としている。この世界に冠たる堂島米相場がコメ本位体制の江戸時代経済を支えていたとも云ってもいいだろう。

だいたい日本のコメの価格はどうやって決まっているか。多少は自由化され一部のブランド米にはそれなりのプレミアムが付いているが、一般的はまだまだ規制が蔓延っており、消費者に見えない税金が使われているのが現状である。

先物というと偏見を持たれた90年代の株式市場が思い出されるが、多くの参加者によって洗練されてきたように思われる。先物というと投機をイメージさせる環境の整備を怠ってきた商品先物業界のツケが政府の判断を誤らせている。国家の判断と市場の判断と比べた場合、市場の判断は柔軟性があるが、政府の判断力のなさが市場を混乱させてきたことは歴史が証明するところである。たかが大臣の発言に異論反論する論客はいないのか。
 
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(如月廿九日) 春の嵐  

朝方はまだ昨日の暖かさの余韻が残っていて、電車の中でもコート無しの人も多かったが、天気予報に依れば午後の雨の後は急速に寒くなるという。あまり天気予報を当てにしないと時々えらい目にあうことはよくあるが、今日などその典型的な日である。昼過ぎにパラパラと降ってきたが、さほど続かず通り雨かと思ったら、3時過ぎに外がやけに暗いと思ったら、稲妻の轟音!窓にたたきつける雨粒でガラスが割れるのでないかと思ったほどだった。

期末の焼き付け仕事をしていたらあっという間に時計は8時を廻っていた。さて帰ろうと思って外を見ると誰も傘をさしていない。あれ、もう止んだか。

とぼとぼ地下鉄の駅まで行って、梅田でJRに乗り換え西宮で降り家路に向かうと、また冷たい雨が今度はしとしとと降りだした。コートの襟を立てながら(というよりレインコート兼用はこの天気を予想していたため)早足で歩けども、頭のスキンヘッドを守る術を忘れていた。

家でTVを見ていたら和歌山の潮岬では竜巻で被害が出ていた。しかし、あの寒冷前線による嵐は凄かった。桜も東京のように咲いていたら満開を迎えないでかなり散ったのではないかというほどだった。これでは明日は寒い朝を迎えることになる。結構関西の桜は遅いかもしれない。桜が咲かないのは楽天も同じ。ホーム仙台で非情の雨に打たれてコールド負け。のむさんのボヤキはいつまで続くか。
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(如月廿八日) 開花  

東京の桜は先週既に咲き始め、静岡などは今日が満開とTVでは伝えている。大阪はというと昨日まで開花宣言は和歌山のみという遅れ気味であった。しかし、さすがに今日の暖かさに桜もようやく開花したようだ。しかし、仕事で森之宮の近くに行ったら、森之宮交差点の西北の大坂城公園にある何本かの桜はまるで満開だった。今年のように寒かった年は木によって寒暖に対する反応が違うのではないだろうか。

明日は天気が悪くなり明後日は真冬並みの寒さが到来するかもしれないらしい。しかし、この寒さは桜の花の寿命を延ばすことになり、4月に入っての週末は全国各地で満開の桜が咲いていることだろう。その頃私は入院手術を受けることになる。桜の花は生きているうちに花びらを落としていく。普通であれば花は枯れるものだが、桜は違う。この様が昔から日本人の感性にあってきたのだろう。

桜を詠んだ歌というと西行が思い起こされる。「散るを見て帰る心や桜花むかしに変はるしるしなるらむ」である。松岡正剛はこの歌について「これが西行の『哀惜』というものである。『惜しむ』ということだ。哀しくて惜しむのではなく、惜しむことが哀しむことである 。」と喝破している。そして続けて「惑ひきて悟り得べくもなかりつる心を知るは心なりけり」を挙げて、西行の覚悟というものは「何が『うつつ』で何が『夢』かの境界を失うこと」だともいっている。桜の花は深いばかりだ。人の夢は儚い。
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(如月廿七日) 気の弱い信長  

日曜の夜は大河ドラマ「功名が辻」を毎回見ている。現代風にアレンジしているだけに三谷幸喜演じる足利義昭など喜劇そのものである。しかしこの中で非情の信長を演じる舘ひろしはもう少し若ければ様になっているのにそれが惜しい。小泉純一郎はよく信長に似せられるが、先週放映された延暦寺焼き討ちをみていると、昨年郵政民営化反対派に全て対立候補を掲げたのもこの非情さを裏付けるものかもしれない。しかし、小泉というのは自分で決めることが少ない人間である。離婚はしているが、自分から離縁したわけではない。周りの人間がすべてやった。あの田中真紀子を更迭した時も秘書官の飯島に言わせている。田中が官邸に乗り込んで小泉に真意を聞くと「そうだ」と答えたはずである。中曽根元首相を比例区代表からの外しも候補決定のギリギリまで中曽根に直接いえなくて、中曽根は激怒した。これが息子の叛乱に結びついたのは明らかである。礼を尽くさないその態度に頭にきたのは中曽根自身の問題ではなかった。

気の弱い人があのような大胆なことをするはずがないというかもしれないが、犯罪を冒した人にかぎって「あの人が」というケースは多い。別に小泉を犯罪者と同一視するわけではないが、精神構造は似たものがあるのではないだろうか。その小泉がやめるというこの秋に向かって政局はどう動くのだろうか。

世間では安倍晋三がリードしているらしいが、人気者の小泉が自分以上の人気者がトップになることに納得するのだろうか。彼の後継者リストは多分白紙だろうが、少しあぶり出しをすれば、そこには安倍ではなく竹中とか武部とかという字が浮き出ているのではないだろうか。それとも前原というウルトラCがあるかもしれない。(こういうと正月の細木数子が武部と言ったのを思い出した。)この人選の鍵を握るのか小泉チルドレンの83会という新人議員共というのも情けない話である。
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(如月廿六日) 身体ぼろぼろ  

4月には入院手術なのに昨夜は飲みまくって、午前様もいいところで今日は死に体状態。身体が起き上がれず午後になってようやく食事にありつく。外は本当にいい天気なのに、これだけ気分がすぐれないのは久しぶりだ。

この週が毎日遅くまで仕事をしていたので、そのストレス発散というか、たまには荒れるのもいいでしょう。あのイチローだって最低の酒を飲んだのですから。

そういえば今日からパリーグが開幕したが、関西では阪神のオープン戦が放送されているだけでTV局も世間の流れが分かっていないなあ。
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