(如月廿参日) SBフォン  

王ジャパンの世界一を喜んでいるのはTVの画面に出ないけど、SBの孫社長かもしれない。かつてない最大規模のM&Aを成し遂げた直後に自分のチームの監督率いる日本が世界一になったのだから。本家アメリカを出し置いて日韓がセミファイナルに進出したのも我が意を得たりと、ほくそえんでいたのではないか。

さてそのボーダフォンに対するM&Aについては、財務面から不安視する声に対して、一気に顧客を獲得できるという利点を強調する人もあって諸説ばらばらである。しかし、この交渉では大事なことが欠けていたのではないか。そもそもこれだけのニュースはなかなか隠し遂せるものでもないが、はした金を使うのではなく、自らの存続を賭けた勝負でもあるのだから、絶対有利に事を運ぶ必要がある。それなのに買収価格など当初予想された金額と変わらないという出来の悪いドラマを見ているようで、こうした交渉を見ていると日本勢組み易しという感が否めない。

まず第一に、秘密交渉とし協定を本当に結んでいたのか怪しい。ボーダフォンは2年連続の1兆円を超す赤字という絶対的な弱みをもっているのだから、買い方としては、ここはねぎらなければ勝負にならない。相手はギプアップ寸前なのに予定価格を飲むなど、とても交渉したとは思えない。この交渉に失敗すれば、秋の番号ポータビリティで3Gの比率が一番低いボーダフォンの価値は激減したはずだけに売る方は必死だったのに。

王ジャパンは、先制、中押し、だめ押しと勝負に勝つ絶対的な点の取り方を完成させた。一点差に追いつかれたが決して並ばれなかった。そして直後にだめ押しの4点である。オーナーが出来なかった完璧な勝ち方を王監督はやってのけた。

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