(水無月五日) はや半年  

今年もはや半年が過ぎた。4月から始まった今年度も第1Qを経て上期の正念場を迎えようとしている。先月人事異動で尼崎に来てから既に1ヶ月が経つが、これといったイベントも無く、半ば失職状態というのが現状である。やりたいようやれというのが、上の考え方なのだろうが、これはこれで結構プレッシャーがかかるものである。今日も来月のための営業会議があったが、当面の相場状況を見て強気の収支計画もやや押さえ気味である。しかし、朝令暮改というより水ものの相場次第では、また鞭が入る可能性もあるだろう。

それはそうと今日からワールドカップはベスト8の戦いである。伝統国が全て残っており、ここからの戦いはどれもこれも眼が離せないゲームが続く。しかし、週末とあって少しは夜更かしもできるし、朝早く目覚めても二度寝ができるとなれば、少しは無理はできる。

来週の仕事を考えると頭が痛くなるが、この週末はTVで楽しみたい。だって、こんな準々決勝見ないとあかんでしょ。
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(水無月四日) 嘘  

 あくまでも金英男さんも被害者である。頭ではそれは分かっているのだが、やはりあのような言葉が発せられると目の前で喋っている人物に怒りを覚えてしまう。こうした状況を作り上げることこそ北朝鮮の目的なのだろうが、それにしても嘘をつくならもっと上手についたらどうだ。

「先輩が怖くて小舟に潜り込んだら眠ってしまいそのまま沖に流された」だと?小舟云々というのは小道具の好きな北朝鮮の三流脚本家のでっち上げで。カンペを記者会見が終了後に、見張り役に鞄ごと返すなど、みえみえの嘘の塊である。しかも横田めぐみさんの脳障害などというでっち上げは横田夫妻の気持ちを考えると、ウソも休み休みにいえよといいたくなる。しかし、日本メディア締め出しの記者会見を見せつけられて、いらいらする日本人も予想の範囲内だろうから、いっそこんな茶番劇の記者会見など、日本のマスコミは無視する手もあったのではないか。
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(水無月参日) 別世界  

最近仕事で学校法人を訪れる機会が多い。今日もそんな仕事の一環で西宮の岡田山にいってきた。ここは関西学院や神戸女学院など、あの有名な設計者のヴォーリズ博士が手塩にかけた建築物が並んでいる。しかし、トータル的な美しさといえば、女学院のほうであろう。一度訪れた人は全体のバランスのよさと細部の配慮への巧みさに感嘆するであろう。しかも70年以上経つのにキャンパスの美しさは変わらないし、そのメンテナンスのよさが品格の高さを物語っている。

やや古めかしい構造物の中では、現代女性は少々の不便さをもたれているかもしれないが、世の中便利なものよりも大切なものがあるということを4年間学べることは羨ましくさえある。眼下の鬱陶しい関西の梅雨空を一時忘れさせてくれるヴォーリズ博士の偉大さを再認識させられた。
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(水無月弐日) 本当の情報  

サッカー日本代表のジーコ監督が帰国して記者会見を行なった。今日の朝刊には各紙ともジーコの「体格面の不利」を強調しており、その言葉だけを読んだものはジーコの言い訳かなどと決め付けたことだろう。しかし、その記者会見の全文を読むと、些か印象が変わってくるのである。

彼は「バレーボール界で起こったことだが、世界を制した日本のアジリティー(機敏さ)に対して外国選手がパワーで対抗し、日本の成績が落ちるというようなことがあった。このようなことが日本のサッカーでは起きてほしくない。」といっている。ミュンヘンで世界一になってから男子バレーは凋落の一途を辿るばかりだし、スポーツにおいてその体格差は決定的な要因である。ラグビーがいい例である。アジアでどんなに強くても世界では全く歯が立たない。

スポーツ医学というか、そうした面からのアプローチも含めて、怪我に強い日本人選手をいかにして育てていくか、真剣に考える時が来ているのではないか。しかし、それにしても二次情報というのは恐ろしい。情報は原典にあたるべしである。
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(水無月壱日 朔)  Equity to Inequity  

Equityという言葉には平等という概念があるのはよく知られているが、これを不平等(Inequity)に役立てようというのがバフェット氏の考え方のようだ。307億ドルという金額を聞くと「無茶苦茶儲かった私」こと村上氏などお笑い草である。

ビル・ゲイツの基金は現在3.4兆円の資産規模があり、今年は1700億円の援助を行なっている。これにバフェット資金が加わって、トータル7兆円の基金の年鑑援助額は5000億ぐらいになるのではないかと云われている。国連とその関連機関の年間予算は人件費も含めて1.1兆円ぐらいだから、第二国連ともいうべき影響力をもつことになる。ビルゲイツ基金の60%は発展途上国のマラリアやHIVなどの医療に使われているという。

日銀総裁問題ではないが、株式というと胡散臭さを指摘するいわゆる「知識人」がいるが、その御仁たちもこれぐらい寄付行為をしたらどうだろうか。Equityの素晴らしさをかみ締めるべきである。
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(皐月参拾日) 山一證券興亡百年史  

冠につけられた言葉が「滅びの遺伝子」ということから、現代版「平家物語」という体裁を掲げているこの本は、昨年文藝春秋社から刊行され、著者は元日経新聞証券部長であり、日経BPの社長などを歴任した鈴木隆氏である。

日経の重鎮である鈴木氏が日経からではなく、文春から書き下ろしたこともあり、内容は戦前戦後の金融界、そして政治も含めて舞台の裏を抉ったものである。日本で初めて東京帝大卒の社長を擁いた山一は、カリスマ太田収の下でトップに君臨した。しかし、その手法は創始者とは全く異なるものであり、野村證券の始祖に近いものがあった。遺伝子というかDNAがねじれていくように、青酸カリをあおって投機戦の始末をつけた太田は、坂本竜馬を暗殺したといわれる見廻組の佐々木只三郎の血を引いているらしい。

その太田の後輩である大神も旭硝子の仕手戦では勝利したものの、40年不況には勝てず私財を投げ売り、山一の社長の座を追われた。再建屋の興銀から日高輝が乗り込み、政府の支援もあって山一はあっという間に蘇った。そこでプロパーの植谷にバトンタッチされ、80年代のバブル時代を迎えるのであった。日高会長、植谷社長、横田副社長というのが、私が山一に入ったときのメンバーである。

当初広島支店に在籍していた時は、若かったのもあったし、情報が入らないこともあって、目先の自分の仕事しか頭に無かった。ところが4年目に大阪に転勤になって、駐在の副社長や大阪店長など役員を目の前にしたが、その魑魅魍魎たる社内権力闘争は凄まじいものだった。この本には無いが、堂々と社内の女性を愛人にしていた輩もいた。法人の山一ということで事業法人の天狗振りは酷いものだった。87年に私が外資に転職した後もそれは何も変わらなかった。利回りを握っているのであれば誰でも巨額な資金を提供することを、さも自分の実力のように声高に叫ぶ同期の連中を蔑んでいた。

山一をやめて5年ぐらい経つと、もう役員の力関係もわからなくなり、横田の後は行平、三木と予定通りの社長交代があったが、特に興味を持たなかった。しかし、この本にもある成田副社長だけは印象に残っている。ダンディなその姿から自殺するなどは想像もしなかった。これも例の三菱重工CB事件だが、本以外にも親族にそのCBを購入させ、利益を掠め取っていたのは私の斜めに座っていた次長だったという話もあった。でも社内処分は軽く、すぐに復帰して何事も無かったように振舞っていたのには呆れるばかりだった。

確かにいろいろな原因があったと思うが、人材が資源の証券会社なのだから、崩壊の原因は人間にある。責任ある立場の人間も悪くないといわれた社員もただ追従の徒だったといえば厳しいだろうか。
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(皐月廿九日) 内定というが  

今日は久しぶりに広島へ。特に用事は無かったが、たまには家族の顔を見て元気を出そうかなと思ってね。で、愚息に云わず朝早く出てきたのでメールを送ると、内定をもらったという返信。いきたかったとこというので、好きにすればいいと思っていたが、会社を聞いてちょっと呆然。4年間大学行って「アミューズメント企業」だって?本気かよ?といったら当人はいたって真面目。親父もやくざな業種へ入ったといわれたが、そのDNAかな。もっとヤクザな業種だぜ、ここは。何を考えているのはわからんなあ。ちょっと親子戦争勃発だなあ。
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