(水無月八日) 地方の叛乱  

滋賀県で社民党支持の女性候補が当選した。選挙のプロは現職強しということで草の根の動きはマスコミさえも終盤までわからなかった。出口調査での圧倒的な嘉田由紀子氏の優勢で慌てる様が目に浮かんだ。なにせ、自民民主公明という地方選挙の勝利の方程式がかくも見事に崩壊となると、住民というか滋賀県民の民度の高さを思わざるを得ない。とはいえ、50%を割る投票率では民度の高さもあるまいという意見もあるだろう。

琵琶湖という近畿の水がめを持つ滋賀県は環境意識が従来から強い。佐賀や但馬、神戸、静岡など地方空港が疑問視されながら開港または計画されてきたが、滋賀にも「びわこ空港」計画があったはずである。それが頓挫すると新幹線の新駅を作るという公共事業の連鎖を「もったいない」というシンプルな言葉で拒否を訴えた嘉田氏に、困窮する地方財政の不安を募らせる住民の意識がマッチしたとも言える。地方切り捨てという小泉内閣が終焉を見せ始めたこの時期に、次の政権を狙う候補者はこの結果にどう反応するのだろうか。
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