(水無月廿五日 土用) 天皇の聖断  

天皇というのはこの国にとってはただの個人でない。天皇陛下万歳といって戦地に散った英霊も天皇を心の底では恨んでいたというよりも、そういう教育というか思想を当たり前とした体制を、自分が死んだ後は繰り返してほしくないと思ったのではないだろうか。

天皇自らの英断というのは、2.26事件と敗戦である。確かに開戦阻止できなかった責任問題は全くないというのは異論があるだろう。しかし、今回明らかにされた富田メモは歴史的にも貴重なものであるし、天皇はなぜ靖国に参拝しなくなったかを明確にさせたものである。当事者はこのような形で公にされることは予想もしなかっただろうが、公の存在としての天皇の心は大きい。

しかし、このスクープが日経だったというのが笑わせる。他の一般紙は後追い記事でおおわらわだ。日経も例のインサイダー事件で今日にも司直の手が入るといわれているだけに、世間の目をかわすという「聖断」もあったのではないか。
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