(閏文月廿七日) 一部の楽しみ  

明日は自民党の総裁選挙である。結果は明らかで幕が開いた瞬間にもう舞台は終わっているという人が多い。しかし、これに参加できるのは自民党員だけである。普段の選挙で投票に行くべきだというのは、政治参加の唯一の形式であり、国民の権利かつ義務であるとされているからだ。しかし、政治参加をそのような選挙だけに狭めるべきでもないし、選択の余地がない義務論は机上の空論である。

改めて投票という行為の意義を考えてみないか。今の日本では理由は一つである。投票に行けば開票速報が楽しくなるからだ。今回の自民党の選挙が何となく白けるのは、一部の704票というごく限られた投票数だからだ。馬券を買わないと、競馬が楽しめないということと同じ理由ではないだろうか。
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