(長月壱拾五日 望) 悲報  

休みの時間はあっという間だ。朝娘とコンビニに行って、それが終わるとフェリーで宇品へ。電車で広島駅に向かい、昼過ぎの新幹線に乗る。見送りの娘は小さな手を振りながら、「またね」と。

新大阪止まりの列車にはかろうじて自由席にゆとりがあった。沢木耕太郎の「一瞬の夏」を読みながら帰ったが、結構嵌っていく自分がそこにはあった。西宮に着いて、部屋で静かに過ごしていた。多少昼寝もしたようだ。一人ぼっちの遅い夕食を済ませると、おとといあったばかりの親父から電話がかかってきた。そんなに電話を架けてこない人だけに、ちょっと嫌な気もしたのだが、案の定だった。親父の弟、つまり私の叔父が事故で頭を打って重体だという。一昨日本当に久しぶりにあったばかりなのに、神様はなんて惨い試練を与えるのだろう。体力の問題もあり、手術は難しいし、打ち所が悪くてもとに戻るのはまず無理と医師はいっているようだ。

親父が50歳の時に建築現場から転落して、脳挫傷から奇跡的に回復したが、その再来はないのだろうか。遠い空から無事を祈るばかりである。
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