(師走参日) グリーンビル  

週末に不動産について調べていたら、最近米国ではグリーンビルへの入居が急速に進んでいるという。グリーンビルとは米国グリーンビル協議会が持続可能なビルの設計と建設を進めており、グリーン指定といわれるLEED(Leadership in Energy and Environmental Design)の認定を付与されたものである。昨年12月現在669件が認定されており、4926件が認定待ちの状況らしい。

同協議会では2006年で米国の新規商業用建築物のうち5%がLEED認定されたとしている。マグロウヒルのレポートでは2010年には米国で着工される非居住建築の10%を占めるとしている。環境へのマイナスの影響が少なく、省エネルギー消費で「標準的な」ビルよりも居住環境に優れているこのビルが主流になるのは自然の流れである。

GSやJPMなどの金融機関やトヨタも最近入居しており、環境にやさしいとはイメージがまったく違うハーレーダビットソンもグリーンビルを建設したらしい。そもそもグリーンビルは標準的な構造よりも年間の運用コストが安く、たとえば水道光熱費が年間10%節約でき、環境のよさで従業員の健康問題にも良い影響を与え、多くの就業者を集めることができ、労働生産性が年間15%玉選られるという調査結果もあるようだ。しかもLEED認定を取得するためのコストは年間0.8%増にしか過ぎないというのだから、良いこと尽くめである。

となれば、今までの旧式ビルの競争力は著しく低下することになる。これが不動産市場にどう影響するかどうか興味深いところである。やはり21世紀のキーワードのひとつは「環境」である。
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