(師走廿九日) 一人酒  

今日も仕事を終え時計を見れば9時前だ。後に残っている人もいたが、店を出る。まっすぐ帰ろうかとも思ったが、昨日の苦い酒を消すには一人でのんびりやるのも悪くないなどと、勝手に判断して「一創」に入る。週末で忙しそうだが、カウンターに空き席があった。今日はついてるかな。大将に軽めでお願いします、月曜日に人間ドックなのでそのまま入院するかもなどと、ジョークを飛ばしながら一献。一人酒は量が進む。会話のない酒が体に良くないのはわかっている。連日の酒が体を蝕んでいるのだろうか。体の重みを感じる、幾分精神的なものもあるのかもしれない。

座敷からは楽しげな会話が聞こえてくる。今日は女性だけのグループのようだ。たまには羽を伸ばすのもいいことかもしれない。楽しい酒が一番だ。週末の寒さを少し感じながら家路に向かう。途中で愚妻に電話をかけると何か賑やかだ。バレンタインのお返しでパート先の仲間でカラオケらしい。こちらもストレス解消にはいいのかもしれない。明日から少し生活を変えるかな、でも月曜日にはドックの結果が怖いなあ。
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