(如月壱拾八日 清明) 談合  スポーツ

なかなか日経新聞の一面をスポーツ記事が飾ることは少ない。オリンピックの金メダルぐらいか、それほど希少価値があるものだ。それがいきなり西武の裏金問題の新たな展開である。先日明らかになった二人に加えて、別の5選手に裏金が渡り、さらにアマ関係者170人に謝礼を支払っていたということだった。MLB通でもある調査委員会委員長の池井優慶応大名誉教授の言葉が今回の問題の根の深さを物語っている。

 <野球界全体のお金の問題は談合とか天下りと並んで、日本社会の構造に深く根ざしている問題ではないかと思います>

本来ならばマスコミはもっと大きく報道すべきところだが、朝日新聞と毎日新聞はご存知のように高校野球の主催者であるし、読売新聞は汚れたプロ側の球団保有者である。今回の調査結果が出る前に、読売は急に希望枠撤廃に合意した。いわば「場の雰囲気」を読んだということだ。それに対して、朝日新聞は、まだ「アマの純潔」を主張したいようでアマ側には甘い態度である。取材も甘いし、誰が好き好んで「私は貰いました」と堂々といえるものか。

 従って、プロにもアマにもしがらみがない日経や産経はここは攻め所なのである。ここに日経の一面という記事の裏があるわけだ。プロも汚いが、アマも金に染まっているということだ。
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