(如月廿四日 下弦) 裏金問題  スポーツ

西武の裏金問題は他球団にも広がりつつある。今度は横浜である。那須野獲得で規定の1億円プラス出来高払いをはるかに上回る5億円が支払われたという。さらに一部は出身の日大監督に3000万円が渡ったとも云われている。もう泥沼の世界である。これもそれも不正が堂々と行える希望枠などという現行のドラフトに問題があるのは云うまでもない。

ドラフト制度の基本は戦力の均衡である。日本野球機構はあえて複雑で不明瞭なドラフトに改悪したのは「職業選択の自由」という大義名分だった。しかし、結果的には球団やその他の関係者のエゴが先に立って、多くの球児を金銭授受に巻き込んでいったのである。

さらに今回の利益供与に携わった球団関係者に対しては、野球協約違反であるのだから罰則がつきものであるが、これがまた不明瞭なのだ。違反があった場合、コミッショナーが事実の認定をして裁決し、制裁を科することになっているが、このコミッショナーを選出するのは12球団の代表者なのである。だから横浜の球団社長は「責任といわれてもねえ・・・」と薄ら笑いを浮かべるのである。

「球団の、球団による、球団のため」からの脱却をおこなわないと、ファンは逃げるばかりである。いまや満員になるのは甲子園だけという現状を各球団はどう考えているのか。まさか、昔読売今阪神とだけしか考えていないのでないか。

でもマスコミが球団経営に数多く関係している現状では、正確な報道が期待できそうもない。となれば、マスコミもこの裏金問題と同罪、偽装としか云いようがないのである。
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