(弥生廿弐日) 若者の買い方  

大阪ミナミに開店したのが昨年9月だからもう半年以上たったのが「なんば丸井」。もともと丸井の売り方というのは、雑誌と連動しトレンドを仕掛けて売り上げを伸ばすことであり、本拠地である首都圏ではこれが当たり前のように成功していた。ところが「なんば丸井」で彼らが味わったのは以外にも関西の若者の合理主義だった。つまり、はっきりした価値観をもって衝動買いをしないという意外な側面だった。

ではいわゆるケチかというと、そうでもない。ファッションへの支出を惜しむ様子はなく、バーゲンセールではかなりの高額な商品から売れていったという。まあ、東京の若者の衝動買いを侮るわけではないが、見る目の肥えた大阪の若者が意外に多かったということだろう。これは関西の若者が自分だけの財布以外にも財布を持っていることにも関係しているような気がする。関西では結構パラサイトな若者が多く、百貨店でも母娘一体型の光景はよく見かける。これはあまり東京では多くは見られない。そりゃ複数の財布の威力は大きいはずである。

丸井もこうした関西の売り方を首都圏にフィードバックして失敗しないように、マーケティングを考慮すべきだろう。
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