(弥生廿参日) トップの行動  経済

月曜日にあったNHKの「敵対的買収を防げ〜新日鉄・トップの決断〜」の再放送を見る。一般的には新日鉄という日本を代表するメーカーが世界のM&Aのなかで苦悩しながらも対応しているというものである。しかし、世界の潮流という点ではおおきなズレがあるのを新日鉄社長は感じているのだろうか。

買収対策には株主対策が重要というのに、株主説明会には社長が出て行かずに役員でもない財務担当執行委員に任せきりだったり、その財務が作った経営者用のプレゼン資料は日本の証券会社によるもので、世界の資本の動きの把握は出来ていない。反転攻勢のブラジルへの進出も部長クラスに任せている。ではトップは投資家が満足するような未来図をしめしているかといえば、それもない。

かたやミッタルはトップ自ら世界中に出掛け、即断即決ですばやく動いている。この差では守勢一方という構図は変わりそうにない。でもミッタルの買収攻勢は社長ではなく、ある担当役員が入社してから始まった。NHKもそこまでの取材ができていないのでは、オーセンティックに取り組んでいない証拠ではないか。
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