(卯月四日) 最年少優勝  スポーツ

1991年9月というと転職して3年目か。少し余裕が出てきた時だっただろうか。その月に生まれた子が日本男子プロツアーで優勝するのだから、これは凄いことである。両親との感動場面も中継のアナウンサーがもう少し上手かったらと残念至極である。そもそもこの「マンシングウェアオープン」は初日が嵐のような天気で中止。二日目の土曜日を終わって予選ラウンドが終了し、通常であれば日曜日の決勝は上位60位までぐらいの1ラウンドだろうが、今回は2ラウンドの決勝ということで、上位40位までで、ラストスタートは7:30という強行スケジュール。この40~60位までにスター選手が多くいたため、ファンの間では折角トッププロの姿が間近に見えるチャンスなのにという恨み節もあったという。

ともかく東京都杉並学院高校1年生の15歳、石川遼は、1日36ホールで行われた最終日の決勝ラウンドで、キャディと「とにかくバーディを一杯取ろう」と話し合い、最終ラウンドは「10個バーディを取ろう」と話し合ったらしいが、2Rで12バーディー3ボギーで、一気に頂点へと駆け抜けていった。最後まで緊張はまったくなかったようで、優勝授賞式の笑顔がとてもさわやかであった。本当におめでとう!

しかし、彼はアマチュアであるから当然賞金は無し。二位の宮本勝昌が優勝賞金2000万円を獲得したが、これほど侮辱的なこともないだろう。女子に比べて人気の面で落ちる男子プロツアーだが、今回でも明らかになったように実力的にも世界からはるかに遅れている。スポンサーが減少して試合数が減っているのは、実力あるスター選手がいないためである。もっとしっかりした技術を身につけて15歳の少年に優勝をさらわれるような屈辱を味わってほしくないなあ。

また女子はLPGAでまとまっているのに、男子は日本プロゴルフ協会とジャパン・ゴルフツアーという組織が分かれており、試合構成も一般にわかりづらくなっている。低迷の理由はこうした利権争いのためではないか。
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