(皐月壱拾六日 望 大祓) 足裏マッサージ  

オスの帰巣本能で広島に向かう。宇品で愚妻と娘と待ち合わせして、フタバ図書、イオン宇品店といつも通りの行動である。最近寝不足で足腰にガタが来ている私は、たしかマッサージ店があったはずと、誰もいない「和」の暖簾をくぐる。料金的に全身マッサージは少し割高感があったので、足裏マッサージを選択。といっても膝から下のマッサージである。

しかし、今日の初めての客が変なおっさんで、店の担当者も少し緊張気味。店の奥でソファーに横になり、足を若い女性にマッサージされている光景を想像してください。怪しいなあ、ははは。最初は手加減が分からなかったので、少し痛みもあったが、途中からは寝不足もあって熟睡。あっという間の40分だった。なんだか足が軽くなったようだが、愚妻には「よくそんな水虫足を揉んでもらったわねえ。」と一蹴される。そうですなあ、でもこちらはサービスの対価を払っているわけですからねえ、気持ちよくなってね、ははは。
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(皐月壱拾五日) 少年法  社会

TVで少年法を巡って政治屋とタレントが議論を戦わせていた。最後は息子を殺された母親が登場し、廃止に賛成が多数派と相成った。しかし、この人たちは現行の少年法がどういう過程で成立されたのか、たぶんご存じないだろう。

現行刑法は1907年(明治40年)に公布された。この刑法は旧ドイツ刑法を下敷きにして作られた。これに対して少年法の公布は1948年である。こ少年法が欠陥なのは、少年が凶悪犯罪をおかしうる、という前提を無視しているからである。法治国家である日本において少年法は、第一条で「この法律は、少年の健全な育成を期し、非行のある少年に対して性格の矯正及び環境の調整に関する保護処分を行うとともに、少年及び少年の福祉を害する成人の刑事事件について特別の措置を講ずることを目的とする。」とされた。健全な育成を目指すのは結構だが、殺人や強姦など凶悪犯罪は決して非行という生易しいものではない。微罪と凶悪犯罪を区別するという戦前の少年法をも無視した張本人は、戦後のGHQとりわけPSD/PB(公安・行刑)主任のB・ルイスが母国で果たせなかった夢、つまり少年が凶悪犯罪を犯さない、死刑にもならない幻の国を極東の小国で実現せんと、日本側の提案を尽く退けて、刑法や当時進行していた憲法草案にも反する奇怪な少年法を押し付けたのである。

幻想のために凶悪犯罪者を裁かないというのは法治国家ではない。憲法改正にご熱心な政治屋は、その前に少年法の全面改正が先であることを実行されたい。
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(皐月壱拾四日) 元首相の死  

宮沢喜一元首相が老衰のため亡くなった。都内の自宅でということで、病院でなかったのは最近では珍しいが、ヨーダそっくりの顔が恐ろしく痩せていたのを見ていて死期は早いのではないかと思っていた。

自民党単独政権の最後の政権も小沢一郎等の反乱で自民党が分裂し、細川連立政権が生まれたのが1993年だった。当時外資系でシリーズ7受験のために三鷹のビジネスホテルでの内閣不信任案可決の場面を思い起こす。あれから14年、日本は激動の時代を歩んできた。そうした中で平成の高橋是清として元首相の蔵相としての役割は大きかった。知性が邪魔をして人から妬まれることも多かったし、英語が自由に操れる政治家として米国の信頼は厚かったのではないか。

サンフランシスコ講和条約に立ち会った戦後の保守本流は、地元の利益を何事にも優先するという田中派型政権とは一線を隔したため、首相になれたのは72歳のときだった。バブル崩壊初期でなかなか自身のリーダーシップが取れなかったのは、その後の日本の方向を迷わしてしまった。過去を振り返ればこの点が残念だったが、10年前のアジア危機では宮沢氏が提唱した基金はその後のアジアの復興に大きな影響を与えたことは、余り知られていない。

戦後政治の生き証人がまた去っていった。合掌。


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(皐月壱拾参日) 賞与返上  社会

 年金問題で政府が何とも奇妙な作戦に出たものだ。賞与の返上である。筋が違うのでないか。やるべきことは不眠不休で、「年金問題で何が起きていて、いくらが支払われておらず、また支払い過ぎていて、それらを調査し訂正するのにどれほどの私たちの税金が使われるのか」ということを国民に提示することである。

しかし、政府は具体的な金額を何一つ明らかにしていないし、毎日のようにメディアに新たな不審な数字を垂れ流し、そのネタが尽きると、今度は歴代大臣や長官の責任問題を持ち出し、さらには今回の賞与返上ということで批判をかわそうとしている。本当の最終的な国民負担の数字は参議院選挙の前に出ることはないだろう。なんだか不良債権問題のときと同じではないか。何も成長していないのが行政であり、責任を回避するのが行政という見本のような問題なのである。
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(皐月壱拾弐日) 湿気  

鬱陶しい日々が続いている。梅雨だから仕方がないが、空梅雨ゆえの蒸し暑さでこの時期の営業は辛いものである。当社でも新入社員が初めての外回りをしているが、女性などは日傘でもささないと可哀想な日差しでもある。そんな湿気の強さが意外なところで苦戦を強いられているという話である。

ある会社に招かれて食事となったが、この会社、自身で製造しているパンを直営レストランに出しているのだが、そのプレーンなフランスパンがちょっと湿り気が強くて味がくどかった。早速上司の方が料理長を呼んで焼き直して、水も仏製でこねた小麦粉が原料らしいが、もうすこしカラッとしないのはやはり日本のこの時期のせいというよりも、やはり裏方の技術かな、失礼。

でもメインディッシュの佐賀牛のステーキはパキスタンの岩塩との相性のよさもあってとても美味しかった。とはいえ、食前酒のシェリー酒、シャンパン、白ワイン、赤ワイン、カプチーノと胃の中はちゃんぽん状態で帰りの電車の中では舟を漕いでいたようだ。(笑)
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(皐月壱拾壱日) 円安の理由  経済

国際決済銀行(BIS)によれば「このところの円安は明らかに異常」だそうだ。円キャリートレードによる円安が進んでいるからであるが、意外にもBISでは、その主役はヘッジファンドや商品トレーダーではなく、日本の個人投資家と決め付けている。

確かに、高利回りの外債や投資信託に団塊世代以上の個人が資産をつぎ込んでいるのは事実だし、FXトレードで小遣い稼ぎに必死で深夜までPCの前で悪戦苦闘している人も多いようだ。FXトレードでかなりのレバレッジを積み上げ、為替市場で大きな脇役を果たしている個人だが、円安の理由はそれだけではないだろう。

やはり円とそれ以外の通貨の金利差が絶対的な円安の原因であり、大都市圏の不動産価格が急騰し、原材料価格が上昇し、サービス価格にも上方傾向が出てきている今、日銀はゼロ金利解除に踏み切っているとはいえ、利上げのスピードは遅々として進まない。この低金利が円安の原因であることは言うまでもないが、欧米並みに利上げが進めば、価格転嫁のできていない中小企業の行く末は明らかである。
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(皐月壱拾日) 中国の圧力  社会

関東地区を除く日本のほぼ八割の地域で見られる読売テレビ系の「たかじんの何でも言って委員会」、今日も日曜の午後ではダントツの視聴率を誇っていたに違いない。この番組では1時間半の間にだいたい三つの問題が提示される。(ゲストのパネラーが来た場合はこの限りにないが。)二つが時事問題で、もう一つが少しソフトな話題である。

今日のお題の二番目は「北朝鮮と日本」。ヒル国務次官補の訪朝を巡ってのやり取りだが、元々の話題はこれではなかった。当初予定されていたのは、「今後台湾はどうするべきだと思いますか?」である。出席者の中には元中華民国総統府顧問である金美齢もいるので、こうした話題になったものと思われるが、最近読売テレビは中国関係者ともめたばかりなので、これ以上刺激してはという配慮?が上のほうからあったと聞いている。恐るべしは民間放送局にも圧力をかけようとする中国のやり方である。

内政干渉とも思える中国や韓国のやり方に対し、日本人は過去は過去としてもっと毅然とした態度をとるべきではないか。
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