(長月廿壱日) 偽装国家  社会

相変わらず今日も新聞の紙面は様々な偽装問題などで埋めつくされている。醜聞に格好いいも悪いもないが、どうみても頭悪いだろうということが多すぎる。まあ舐められた国民の程度が知れるということかな。それにしても赤福が売れなくなってホクホクだった御福餅も同様の日付のサバ読みというのだから思わず笑ってしまう。社長は体調が悪いので勘弁してくれと記者会見を中座する。ええ大人が何をしとるんや。大人があれやから餓鬼が生意気になるのである。

比内地鶏では別の業者も地鶏の卵を使ってもいないのに、そう表示したクッキーを売っていたことがバレた。ところがこれを作っているのが宇都宮の業者で、秋田の土産を作っているのだから、なんというか当たり前の話なのだが、消費者もそろそろ頭を覚ませよなあ。

 かつて耐震偽装が発覚した時、「本当にことがわかると、不況になる」と、当時の武部幹事長が「本当のこと」を言ってくれた(笑)。ところが姉歯や小嶋など「わかりやすい小悪党」のトカゲの尻尾切りで終わってしまった。悪は大きくならないと捕まらないという法則は今回も生きていたのである。食品で偽装が起きても政治家が捕まることはない。
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(長月廿日) 続 産婦人科問題  社会

公明党が言う「妊産婦の緊急受け入れ体制の整備と産科医不足対策」というのも現実を知らない政策提言だ。そもそもこの公明党の坂口元厚相時代に「100年先を見越した完璧な年金制度」といっていたのを誰も覚えていないだろう。実現不可能な人気取りの政策しか言わない政党なのだ。そんな政策をおこなったら、まともな病院で勤まらないろくでもない医師を、多額の税金を使って連れてくるしかないことぐらい誰でもわかるものである。「たらい回しをゼロにする」施策とは、多くの病院をがらがらにしておけ、と言っているに等しいわけで、こんなあほなことがわからん政党など存在意義などないのである。

基本に立ち返れば、いざというときの制度を整えて、できるだけ病院にかからないと考えるべきではないか。それでどうしようもないときに頼ればいいのであって、そのために税金を納めてきたのだから。

さて、新臨床研修制度が平成16年度から始まったが、一般には全く解らないだろう。この制度が始まるまでは、大学医学部卒業と同時に各医局各病院に就職していた。しかし現在の制度で2年間は配属が決定しない。2年間の間に様々な科の医療技術を習得するというのが目的だが、新米医者にはただ見て回るだけだ。そこでここは大変な科だと分かるわけで、誰が好き好んでリスクの多い外科や産婦人科、そして小児科になりたいと思うだろうか。しかも給料は全く同じのだから。さらにこの新臨床研修制度で、現場の若い医師が大幅に不足することになり、地方に出向していた医師を呼び戻しているのである。この結果が、地方の医療崩壊につながっているのである。

文化勲章を受章している権威ある先生が旗振り役になっているだけに、だれもその修正に動こうとはしないのである。現場を知っている国会議員であれば、すぐ行動がすべきなのではないか。

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(長月壱拾九日) 日本の産婦人科医への誤解  社会

 奈良県で起きた妊婦のたらい回しを覚えているだろうか。あの事件で日本の産婦人科問題がクローズアップされたが、真実はあまり語られていない。この妊婦と一緒に市街地で遊んでいた「男友達」が119番したのは午前2時44分である。こんな真夜中に身重の女性が遊び歩いていたという事実はほとんど知られていない。まあ、深夜に遊ぶ権利は誰でも持っているという論理はあるだろうが、まっとうな倫理観はとても覗えない。

そして、救急車が到着したのは午前2時52分である。この間8分。世界中どこを探しても10分以内で救急車が駆けつけてくれる国などないのではないか。それも大都会ではなく、奈良の田舎で。そして大多数の患者が1時間以内には治療を受けられるという国が日本なのである。

出生率が大きな問題となっている中で、妊婦が大きく増加している事実はない。今まであまり問題にならなかった「どの病院から見ても拒まざるをえない患者や妊婦」が、実は問題なのではないだろうか。にもかかわらず、どんな田舎にも産婦人科を置けとか、産婦人科を24時間体制にしろというのは現場を知らないマスコミの暴言である。

今の医師の養成システムを知っているのだろうか。疲れたので、今日はここまで。続きは明日。
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(長月壱拾八日) 眼力社  プライベート

京都伏見稲荷の別社に「眼力社」がある。そこに寄進されている業界の大先輩の鏑木繁社長から教えていただきました。そこで頂いたのが、「謙虚と感謝」という大きなお札と、「つもり十箇条」でした。

高いつもりで低いのが教養
低いつもりで高いのが気位
深いつもりで浅いのが知識
浅いつもりで深いので欲望
厚いつもりで薄いのが人情
薄いつもりで厚いが面の皮
強いつもりで弱いのが根性
弱いつもりで強いのが自我
多いつもりで少いのが分別
少いつもりで多いのが無駄

う〜ん、気をつけなければいけませんねえ。この十箇条。
さらに本も進呈していただきました。題は「ニコニコ相場様」。帯には「人生が、うまく行っている人は相場も、事業も、商売もすべて、うまくいっている。」自分もそうでありたいものです。
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(長月壱拾七日) 偽装  社会

食品の偽装問題が続いているが、売れ残りを冷凍したら「時間が止まる」と見なしたり、日付に暗号印をつけることで判別することなどは、不謹慎ではあるがその幼稚さに苦笑するばかりだ。消費者も一般に売られているものが長持ちするという意味は防腐剤が大量に使われていることに気付くべきだ。我が家で作るものがどのくらい持つか考えたら分かりそうなものである。確かに防腐剤は人類を食中毒から救ってきた。しかし、ソルビン酸が大量に入っているものを食べることに覚悟すべきなのだ。製造現場の人たちも自分の家族に食べさせることに躊躇しない量にとどめるべきなのだ。でも発光剤や着色料は単なる有害物質以外の何者でもない。これこそ偽装の本家のようなもので、消費者を騙す目的でしかない。こんな詐欺を合法としている厚生労働省も同罪である。

でもこの偽装の連鎖に他人事のように従来の手法を続けてきたのも呆れるばかりだ。雪印から始まり、その後の経緯を見ていれば会社の存亡にかかわるだけに何故違法行為を続けていたのだろうか。しかも、ばれる前にびくびくしていたとか、正しい方法に切り替えていたとかいう痕跡が見えないのはなぜか。しかし、派手に報じているテレビ局も「CMの間引き」という偽装行為をしていたのを覚えているだろうか。
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(長月壱拾六日 望) 役所の崩壊  社会

今年もあと二月余りだが、今年最も注目されたというか批判されたのは年金問題の社会保険庁だった。と思ったら、今朝の新聞を見て仰天!財務相主計局の役人が強姦容疑で逮捕されたという。ノンキャリアというが、国家の予算を掌る主計局の役人であることには間違いない。主計局は予算編成時には連日の徹夜となる。この体力が木曜日の夜に飲んだくれて犯罪を犯した後、堂々と出勤するためのものであれば呆れてものが言えない。

さらに捕まった原因が女性宅に行かなかった奴が携帯番号を女性に教えていたというのだから、この国の役人の頭の軽さは酷い。主計局の役人がやすやすと飲み屋で知り合った女性に携帯番号を教えるということの意味を分かっているのだろうか。某国の諜報機関がこの話を聞けば、それらしき居酒屋にハニートラップを配置するだろう。そればエロ画像見たさの交換ファイルを通して、イージス艦の機密を漏洩した自衛官と通じるものがある。

といってもキャリアも「ノーパンしゃぶしゃぶ」事件が生々しい記憶にあるだけに、ノンキャリアのことと呑気にいえないのではないだろうか。
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(長月壱拾五日) 矛盾  社会

転職してから2ヶ月が過ぎようとしている。たまたま近くに以前お世話になったお客さんがいるのでお邪魔した。ひとしきり話が弾んだあと、日本の格差問題が話題となった。その方が曰く、普通のOLが自分の給料でルイ・ヴィトンのバッグを買ったり、海外旅行に行けたりできる国など他にない。格差のない社会がいいのであれば、全員がルイ・ヴィトンを買えなくなり、全員が海外旅行に行けなくなる状況を受け入れるしかない。

経済競争は国際市場で激化の一途を辿っている。その戦いには勝たないと国として得るものが減っていく。つまり衰退していくわけだ。格差のない社会を望めば、ヴィトンや海外旅行ばかりでなく、そのほかのちょっとしたリッチな生活を放棄する覚悟が必要なのである。それもいいかもしれない。実際日本人は過去そういう生活をしていた。でも今はあれも欲しいけれど、これを失うのも嫌だという、まるで子供じみた議論に終始しており、その次元の低さだけ目立っている。

投資家が日本を避けているのは、そういう当たり前のことができなくなったことに嫌気がさしているからではないか。
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