(葉月廿弐日) 情報リテラシー  金融

先日の日本経済新聞は世界の株式市場で日本株の出遅れが顕著だと、1〜9月までの主要20市場の株価指数の騰落率を比較してコメントしている。9月30日から施行された金融商品取引法に照らし合わせると、この記事はアウト!というか誤解を与えかねない記事なのである。 

さまざまな株式市場を比較するのならば、現地通貨による騰落率を揚げるだけでは比較のしようがない。さらに中国上海A株など誰でも売買できない市場などを記載されても仕方がないのだ。比較するのならば同じ土俵でするべきである。それと年初来の騰落率という日本でしか使われない指標を掲げても仕方がないことを何時の時代になったら変えるのだろうか。日本の証券界が世界から遅れているのは日経にもその一因があるのだ。前年からのリバウンドなのか、昨年から続いているトレンドなのか判断つかないことに気付かないのはアホである。

ただ、日本の株式市場の上昇率が世界の市場の中で最下位争いをしているのだけは間違いない。米ドルベースで昨年からの上昇率で日本より悪いのはヨルダンぐらいなものだろう。反対に中国をはじめ、昨年から2倍以上になった市場は、中国、ペルー、モロッコ、ブラジル、インドネシア、フィリピンと7市場もある。新興成長国の株価上昇率を見ていると、確かに株式はリスクは大きいが、高いリターンも継続して出しているということだ。唯一の経済新聞であれば、もっと丁寧な記事作りに専念すべきである。
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